@SHIBUYA PLEASURE PLEASURE


のんびりとしたSEが流れる場内。

今回の生誕ライブは、過去衣装からファンの投票で選ばれた衣装を着る予定だったため、自分が投票した衣装か、何の衣装で登場するのか、ソワソワしている会場。

すると流れていた曲が突然「なんで夜なのにサングラスかけてんの」に変わる。

綾介くんと9太郎くんの期間限定で配信されていたもはや幻のようになっているデュエット曲。なぜ(嬉しい)


会場が暗転し、最初に登場したのは本日の主役、33歳になった春斗くん。

昼公演はLINE CUBE SHIBUYAでのライブで着用したキラキラ衣装、夜公演は「メジャーボーイ」の衣装で登場。

春斗くんの挨拶のあと、メンバーが一人ずつ登場する毎に春斗くんと社交ダンスのような(?)濃密な絡み合いを見せる。


全員が登場して、1曲目の披露は「インターフェース・ウィンターベル」

振り返りダンスがキュートでかわいい。

夜公演では特に、メンバーから春斗くんへのほっぺちゅー(ガチ)などCUBERSの相変わらずの仲の良さ、圧倒的愛され最年長の嬉しそうな、恥ずかしそうな、素敵な表情が見てとれた。


2曲目は自己紹介ソング「Five Step」。

メンバーそれぞれアレンジを加えながらわちゃわちゃと最年長の誕生日を祝う。

TAKAくんは「春斗くん、すこすこのすこー!」とはるとんじいのネタを言ったり、9太郎くんはステージをめいっぱい走り回って春斗くんにちょっかいを出したり・・・(ハリーポッターのディメンターらしい)

春斗くんは「今日はほんとにありがとーー!!!」と会場へ伝える。


MCの自己紹介も、生誕ライブならでは、全員が「春斗さん、おめでとうございます」などこちらもわちゃわちゃ。

夜公演では、なぜかハリーポッターを題材にしてTAKAくんと優くんがドビーの真似を、(優くんはスネイプ先生の真似も)9太郎くんはハーマイオニーの真似を(なんか似てる)しながら春斗くんの誕生日を祝う。綾介くんの番になると彼は「俺、ハリーポッターわかんないんだよね・・・」と言いながら、予想で何かの真似をするという、CUBERSにしか出せない空気感で会場を沸かす。


MC後は、5か月連続配信リリースされた5曲をメドレーで披露。

「本日晴天快晴」は、寝ているシーンからのダンスのため、なかなかに大きなボリュームでわざとらしく「ふわああああああ」「おああああああ」とあくびなのか何なのかわからない声を発するメンバー達。

その様子を春斗くんが半笑いで見て「うるさいなあ!笑」と突っ込んだ。

春斗くんが注文した曲振りとはイメージが違ったようで、調子に乗るメンバー達を口では怒りながらも顔はにこやか。

あのときの春斗くんの優しい表情を、ずっと忘れたくない。


「本日晴天快晴」〜「助手席」へと流れる。

助手席でステージを歩きながら歌う春斗くんがあまりにかっこよくて見惚れていたら、目が合って優しく微笑んでくれた。

良い席だった。祈るように見つめていた。


「助手席」〜「For good」へ。

落ちサビで伸びやかに歌う春斗くんを見ると、照明に照らされて首筋に汗が光った。

春斗くんが1番かっこいいと思う瞬間。

これからもずっと歌い続けていてほしい。

会場にいた全員がそう感じたと思う。


「For good」〜「27CLUB」へ。

ロック調ながらダンスがセクシー。

ダンスプラクティスを出してほしい。

サビのキーは高めかと思う。

春斗くんが歌う『写実的に描く夢はやるせないでしょ』のパートが美しい。


「27CLUB」〜「A Beautiful Magic」へ。

曲終わりに9太郎くんと綾介くんが向かい合う場面で、2人が目を合わせて少し照れくさそうに笑い合っていた姿が忘れられない。同い年で誕生日も近く、仲良しな2人。


ここからは、事前にアンケートをとっていた、「好きな曲」上位5曲を順に披露した。

まず第5位は「強くあれ」

春斗くんも以前に「すきな曲」と公言していた1曲。

第4位「妄想ロマンス」では、お決まりのコール&レスポンスで会場がひとつに。「なんてね」のラストのあとの9太郎くんの表情が印象的だった。ウインクをしているような、してないような、若干はにかむような、片方の口角だけが少しだけ上がった、少年のようなキラキラ笑顔。とても楽しんでいるように見えた。

第3位に入る時、TAKAくんが「よっしゃー!3位!がんばるぞおっ!」とはしゃぐと、春斗くんから「いや、違うのよ・・・」とちょっと呆れた声が。「次は俺と優だけなのよ」と言うと、すぐさまファンは察して喜びの声を上げる。

春斗くんと優くんをステージに残し、始まった曲は「DEEP」。

人気曲ながらなかなか披露の機会が少ない、2人のデュエットソング。

時々振りを間違えながら、ポップに歌って踊る。

昼公演では春斗くんが途中で立ち位置を間違え、激突するシーンがあったため、夜公演では優くんから「俺はここまで下がるから!信じて!」の声が(笑)

「ちょっと練習させて」と言って、軽く口ずさみながら一度練習。それを見つめる会場中のファン。この空気感がCUBERS。


他3人もステージに戻り、第2位として披露したのは「circus」

昼公演ではLINE CUBE SHIBUYAライブでの衣装を着用していたため、そのときのcircusを思い出してグッとくるものがあった。


『大団円をイメージして十人十色の感動に

 この先へ その先へ 僕らはもっと輝けるんだ』


本当にその通りだ。


そして堂々の第1位は『Romantic』

メンバーは客席へ降り、ファンとハイタッチしながら会場中をぐるぐる回る。


インディーズの曲から、最近の曲までがバランス良くランクインした上位5曲。

始まりから今日まで、CUBERSが楽曲にこだわってきたことを物語っている。

できることなら、6位以下のランキングも見てみたい。


「Romantic」が終わると本編は終了。

アンコールを待ち侘びる会場に流れてきたのは「マツケンサンバⅡ」のイントロ。

会場中が歓声をあげる。

客席広報から登場したのは春斗くん扮する"はるけんさん"

春斗くんが個人のYouTubeで4年前にUPした替え歌「アキシマサンバ」の衣装。

裸足に雪駄、金ピカ着物にちょんまげカツラ。

ステージ袖から笑いを堪えられない町娘に扮したメンバーたち。

と、思いきや謎の格好の人物が1人混ざっている。

白Tをインしたスウェット、緑色の手拭いを鼻の下で結えた男。泥棒だ。

なぜなのか。

わからない。

曲の終盤、泥棒はコソコソしながら町娘達が持つキラキラのポンポンを奪って、舞台袖に捌けていった。

メンバーも、会場中も笑いが止まらない。

笑いすぎて直視することができない。

世界に入ってキリリとした表情で歌い続けるのは"はるけんさん"のみ。


・・・・なぜなのか・・・・・


「アキシマサンバ」を歌い上げ、全員総ツッコミの泥棒さんは優くん。手拭いをとるとちゃんと口の周りに髭を書いている。手拭いをかぶると見えなくなるのに芸が細かい。「なんで泥棒がいるんだよ」と優くん自身も突っ込む。


ここからは、昼公演と夜公演で楽曲が変わった。


昼公演は「つまり、ぞっこんLOVE」

先日行われた柏でのリリースイベントの際、9太郎くんが春斗くんへ無茶振りのような曲振りを依頼されたので、その曲振りを今度は9太郎くんがやれ!という本日の主役、春斗くんからの要望。

嬉々として受け入れた9太郎くん。

「ズッコンズッコンズッコンズッコン…」と謎の動きと謎の呪文のあと、本来なら「きょうこー!!」と叫ぶところ、「あべしゅんたー!!!」と後輩のTHE SUPER FRUITメンバーの名前を叫んだ9太郎くん。

と、ともに流れてきたのは、THE SUPER FRUITの阿部隼大くんがケーキを持って登場。彼は春斗くんのことがだいすきで、よく隣にいる方。

後輩に"はるけんさん"の格好を直接見られたことを恥じらいながらも、「今日来れないって言ってたじゃん!!」と恋人のような反応をする嬉しそうな春斗くん。

みんなに愛されるつばさ男子の圧倒的最年長、それが春斗くんの人柄。

びっくりしすぎて、会場のファンに向かって「え、みんなも知ってたの!?」とド天然発言も。

知るわけがない(笑)


夜公演は「AK島」

DA PUMP「U.S.A.」の替え歌で人気が高い。

この日いちばんのレスポンスが会場いっぱいに響き渡る。

衣装はアキシマサンバのままなので、町娘の格好をした3人ははだけそうになる着物とカツラを気にしながらパフォーマンス。

綾介くんはこんなときでもダンスがキレキレなため、カツラはほどけ、ポニーテールが顔にバサバサ垂れてきている状態に。

そんな姿にゲラのTAKAくんは崩れ落ち、会場のファンも表情筋と腹筋を鍛えさせられる。


全曲が終了し、最後の挨拶をするはるけんさんと町娘達、そして泥棒。

CUBERSとしての生誕ライブはこれが最後。

にもかかわらず、はるけんさんたちで締めることに。

これから先、毎年3月5日になったら今日の日を思い出すだろう。

でも最後がはるけんさん達だから、楽しかった気持ちをたくさん思い出すのだろう。

それがCUBERS。

可愛かったシーン、かっこよかったシーン、楽しかったこと、そしておもしろかったこと。

そのすべてがあってCUBERS。


1年のうちの大切な日、誕生日。

毎年生誕ライブが出来たこと、当たり前じゃない。

心からのおめでとうと、ありがとうを。

できることなら来年も、再来年もずっとお祝いさせてほしい、

会場にいた・いなかったに関わらず、すべてのファンが同じことを想っている。

それでも、33歳の春斗くんは今しかいないから。

お誕生日おめでとうございます。