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CUBERS恒例の”踊らないワンマン”

メンバーはフォーマル衣装で登場するのも恒例だ。

恒例イベントのそれぞれに”ラスト”という単語がついてくるのがどうしても寂しく感じられる。

いつものライブではステージに5人だけで歌って踊るが

このライブだけは踊らず、生バンドが演奏する。

バンドメンバーも長年CUBERSと共に演奏してきた方々。

今日のステージをどんな気持ちで迎えているだろうかと思う。

 

1曲目に披露されたのは「トーキョーラビリンス」

MVでもバンドメンバーが出演している楽曲。

踊らず、フォーメーションチェンジがないこのライブでは、

定期的にメンバーが場所交代をする。

私は下手側に近い席に座っていた。

一番最初にステージ下手側でパフォーマンスしていたのは9太郎くん。

彼の目線の配り方はいつもピカイチ。

何度も目が合うような気持ちにさせるプロである。

 

踊らないワンマンライブといえば、洋楽カバー。

今回のカバー1曲目はSteve Forbert「Romio’s Tune」

Aメロをひと回ししたところで、誰かがパートを飛ばしてしまう。

綾介くんの「俺か」の一言で、メンバーもキョロキョロ・・・

すると9太郎くんが「あっ!ごめんごめんごめん!!」と焦ってバンドの演奏を止めた。

洋楽が苦手な9太郎くん。バンドメンバーにも、会場にも

「ごめんごめん!ごめん!歌い出し無事に歌えて安心しきってた!ごめんなさい!」と

連呼しながら、9太郎くんのパートが飛んでしまったために

次の綾介くんも続けられなかったようだ(笑)

メンバーからもブーイングの嵐が飛び交うが会場は笑いに包まれた。

こんな雰囲気もCUBERSならでは。

長年ともにこのライブを作ってきたバンドメンバーも可笑しそうに笑っている。

 

元々バラード調である「助手席」も、よりゆっくりとしたテンポにアレンジし

しっとりと歌い上げた後は、懐かしい曲「サイケ」

インディーズ曲ではあるものの、優くんが好きな曲として挙げるほど、

人気も根強い一曲。

 

その後は洋楽カバーをメドレーで披露。

1曲目はMAROON5「Suger」

1曲目から個人的にも大好きな曲が並ぶ。

昨年も披露した「Ob -La-Di Ob -La-Da」では

曲中、TAKAくん春斗くんがなんとなく始めたステップが他のメンバーにも伝染し

バンドメンバーも一緒に軽快なパフォーマンスを魅せた。

最後はPharrell Williams「HAPPY」で洋楽メドレーは一旦終了。

 

続く「27CLUB」は優くんがメインとなって作詞も手がけた曲で

CUBERSには珍しい優くんのシャウトが印象的なパンクナンバー。

この曲をまさに生バンドで聴けるのはまさしく”待ってました”状態。

「予感」「メジャーボーイ」「つまり、ぞっこんLOVE」を披露した後は

撮影可能曲として「本日晴天快晴」を披露。

この曲は5ヶ月連続配信リリースの1曲目にして、

とても人気のある楽曲。撮影ができる日が訪れることを期待していたファンも多い。

ありがたくカメラを構えた。

 

本編終了後、アンコールを待つ客席後方、客席扉からメンバーが現れ、

「カラフルにしよう」の曲に合わせて、会場中を練り歩きながらファンとハイタッチ。

春斗くんはやはり金木犀の香りがする。

曲終わり、9太郎くんが近くまで来てくれたが

すぐに「もう戻らなきゃ!ごめんね!」という顔をして走ってステージに戻っていった。

飾らないながらも気配りが上手な彼の魅力の1つだと思う。

その後「Listen to Miracle」をバラードアレンジで披露。

前向きな歌詞、明るい曲調。CUBERSだから心に届く1曲。

 

最後は踊らないワンマンライブ恒例の「September」(Earth Wind&Fire)

CUBERSはインディーズの頃から”ブラックミュージックとPOPSの融合”、

”聴けるボーイズユニット”を軸として活動していた。

アイドルでありながら、敢えて1曲も踊らないライブを毎年続けてきた彼ら。

5人の歌唱力、パフォーマンス力があったから、踊らないライブがこれまで成立してきたし

このライブを毎年心待ちにしていたファンも多かったはず。

そんな”踊らないワンマンライブ”も今回が最後。

 

解散を発表してから既に半年が経っていた。

どんなイベントにも”ラスト”だの”最後”だのくっついて、

ファンからしてみれば「もうそんなに言わないで!」とも思ってしまうほど。

でもいつだってCUBERSの雰囲気は変わらずわちゃわちゃで、

ライブはいつだって素晴らしくて、楽しくて、パワーも得られて、

本当に解散するなんて、そんな発表は夢だったんじゃないかと感じてしまう。

でもそこがCUBERSの魅力。

だから、どんなイベント、ライブの後も必ず彼らに「ありがとう」と思う。

この日のライブも、これから先、思い出すたび「ありがとう」と思うだろう。

そんなライブをこの目に焼きつけられたこと、ありがとう。

 

今日もCUBERSがだいすきです。

 

 

SET LIST

トーキョーラビリンス

Shall we

Romantic

Romio’s Tune

助手席(アレンジVer.)

サイケ

洋楽メドレー

 Suger

 Treasure

 Sunday Morning

 Feel Like Makin’Love

 Ob -La-Di Ob -La-Da

 Happy

27CLUB

予感

メジャーボーイ

つまり、ぞっこんLOVE

本日晴天快晴

–アンコール–

カラフルにしよう

Listen to Miracle(バラードVer.)

September