東京11R エプソムC G3

芝1,800m


  ◎⑪サイルーン

  〇⑮アルナシーム

  ▲⑬ラケマーダ

  △⑯グランディア


◎⑪サイルーン

   近5走は1,600mを使われ、現在2連勝中で今回が昇級戦となる。

   7走前の昨年の調布特別から去勢明けとして走り、近走はようやく持っていたポテンシャルが発揮できるようになってきた。

   2走前の2勝クラスでは、昨年の桜花賞3着馬(勝ち馬リバティアイランドと0.2秒差)のペリファーニアに上がりタイム最速の末脚でクビ差の勝利。3着馬とは3.1/2馬身差と力の差を見せつけた。

   前走の春興Sにおいても上がりタイム最速での勝利。直線でのキレは見事なもの。Mペースのレースでありながらもラスト3F12.0-2F11.4-1F11.2の加速ラップでの勝利は非常に評価できる内容。

   近走では、折り合いがついて力を発揮することができるようになり、思惑通りのレースができているような走りであり、1,800mの距離延長も問題ないとみる。

   東京コースでは2勝、2着3回、5着1回と得意としている舞台。

   1週前追い切りでは、美浦Wを3頭併せで6F82.5-4F50.2-1F10.9の加速ラップで併馬をアッサリとかわしてグイグイ伸びていく走りであった。

   最終追い切りでは、美浦坂路を4F55.8-2F25.3-1F12.2と力強い走りであった。


〇⑮アルナシーム

   2歳時には朝日杯FSにおいて4着でり、そのときの1着はドウデュース、2着はセリフォス、3着はダノンスコーピオン、5着はジオグリフと後のG1馬たちと好勝負できるほどの高いポテンシャルは持っている。

   その後はオープンに上がるまでは時間を要したが、4歳時の函館記念は勝ち馬ローシャムパークと0.5秒差の6着であったが、2着馬とは0.1秒差。また今年の小倉大賞典では、勝ち馬エピファニーと0.3秒差の4着であったが、2着馬とは0.1秒差と重賞においても十分勝ち負けできる走りはできている。

   前走の都大路Sでは、2着ではあったが直線での伸びが見事な走りであった。そのときの鞍上の横山典騎手が連続騎乗は好材料。

   1,800mの成績は(4-2-0-3)と得意としている距離である。

   1週前追い切りでは、栗東CWを単走一杯で6F76.5-4F49.6-1F12.0と速い時計を叩き出した。


▲⑬ラケマーダ

   昇級戦馬。オープンに至るまで時間を要したが、全15戦中13戦が掲示板内、9戦が馬券圏内と惜しいレースが多く、大きく負けたレースは重馬場であった4走前の石清水Sの16着の1レースのみである。

   2走前の春興Sでは、逃げる展開となったが、直線でかわされた後に再度伸びてくる底力を見せ、前走の分部河原Sでは、上がりタイム最速の末脚で見事な勝利。いよいよ本格化してきたように見える。

   東京コースは2戦2勝、ともに上がりタイム最速と相性のいいコース。

   1,800mの成績は(1-1-1-1)であるように距離延長であっても問題ない。

   1週前追い切りでは、バランスが悪い感じに見受けられたが、最終追い切りでは、シッカリとした走りとなっており、体勢は整った様子。


△⑯グランディア

   全16戦13戦が掲示板内、9戦が馬券圏内と高いポテンシャルを持っている。

   2歳時には勝ち馬ジャスティンパレスと0.2秒差の3着、3歳時の1勝クラスではマテンロウスカイボルドグフーシュを相手としての勝利、プリンシパルSではセイウンハーデスと0.2秒差の5着と後の重賞馬とも勝ち負けできる走り。

   3歳暮れにセン馬となってからは、今回と同舞台のむらさき賞では勝ち馬ローシャムパークと0.1秒差の2着、修学院Sでは勝ち馬ミッキーゴージャスに0.3秒差の4着と去勢した効果で精神面も安定してきており、届かないかと思うような位置でもキレのある末脚で安定して上がってこれるようになってきた。


単   複◎

馬   連◎-〇▲△(3点)

ワイド◎-〇(1点)

3連複◎〇▲△(BOX4点)