京都11R 京都新聞杯 G2

芝2,200m(外)


  ◎⑮キープカルム

  〇⑩ハヤテノフクノスケ

  ▲⑨プレリュードシチー

  △⑤ウエストナウ

  ★①ジューンテイク

     ⑫インザモーメント


◎⑮キープカルム

   新馬戦は勝ち馬ジャンタルマンタルと0.4秒差の2着。上がりタイムも勝ち馬に及ばずの2位のタイムではあるが、勝ち馬はその後最優秀2歳牡馬となったことを鑑みれば上出来の内容。

   続く未勝利戦はその後シンザン記念3着、きさらぎ賞2着となったウォーターリヒト(3着)に0.3秒差つけての勝利であり、また直線で逃げた2着馬との叩き合いを制し、上がりタイム2位の見事な走り。

   続く京都2歳Sでは、直線で内を選択し、上がり最速の末脚であったが、外を選択した馬の伸びが勝っての5着。勝ち馬シンエンペラーと0.1秒差と展開ひとつで勝っていてもおかしくない内容。2着馬▲プレリュードシチーの箇所に記したとおりハイレベルなレースであった。

   3走前のつばき賞での勝ち馬はその後毎日杯を制したメイショウタバルであり、アタマ差の2着。

   2走前の若葉Sは、ホープフルS5着であったミスタージーティーと0.1秒差の3着であったが、上がりタイムは最速。ラスト3F11.8-11.4-11.4のラップタイムのレースを最速の上がりであったことは高評価。

   前走のひめさゆり賞では、3角から徐々にスパートし、直線で先頭に立ってそのままゴール。長く脚が使えるのも京都向き。

   後の重賞で結果を出している馬との対戦を多くこなしており、その馬とも大きな差もないレースを続けている。

   調教では、使い続けていることもあり、上積みはないかもしれないが、軸がシッカリとした走りができており、好調をキープしている雰囲気。


〇⑩ハヤテノフクノスケ

   2走前の京成杯では、好位に付けてレースを運び勝ち馬ダノンデザイルと0.2秒差の4着。

   前走のゆきやなぎ賞では、勝ち馬は青葉賞2着であったショウナンラプンタと0.4秒差の4着、2着馬はヴェローチェエラであった。

   成績だけを見ると好走しているように思えるが、実際にはラスト1Fくらいから力負けしている印象。

最後の上り坂で脚が止まるのではないかと見受けられる。それに対し、3走前の京都コースの未勝利戦では上がりタイム最速での勝利を収め、ラスト1,000mからの加速ラップでの走りは見事であった。

   新馬戦も同じく京都コースであったが、勝ったミスタージーティーの強襲にあい、惜しくもクビ差の2着であったが、上がりタイム2位の鋭い末脚を披露した。

   京都の2戦を見ると、直線で上り坂のないコースは非常に合っていそうであり、ポテンシャルは高いものを持っており、好走しそうな雰囲気。

   調教では、新潟大賞典に出走するヤマニンサルバムと併せ、自己ベスト更新の走り。


▲⑨プレリュードシチー

   新馬戦は、勝ち馬オールナットと0.3秒差の2着であったが、4着は毎日杯を制したメイショウタバル、5着はシンザン記念3着、きさらぎ賞2着のウォーターリヒトのハイレベルなレース。

   次走の未勝利戦では、直線で前が壁、横にも馬がいた中で、割って入りそこから上がりタイム最速の勝利。見事な根性&末脚を見せつけた。

   前走の京都2歳Sでは、勝ったシンエンペラーと0.1秒差の2着。4着には京成杯を勝ったダノンデザイル、6着にはアーリントンCを勝ったディスペランツァ、8着には弥生賞1着、皐月賞2着のコスモキュランダであったように、このレースもハイレベルなレース。

   その後は、腸炎で休養することとなっての今回は久しぶりのレースとなるが、折り合いに不安無し、レースセンスあり、根性ありのこの馬であれば、大崩れはないと見ている。


△⑤ウエストナウ

   4/7の未勝利戦でデビュー勝ちしたばかりの馬であるが、そのレースでは中団追走の展開から直線で、他の馬をさばきながら外に出し、そこからの伸びは力強いものがあった。上がりタイム最速であり、またその勝ち時計の1:45.4は第1回2回の阪神開催の最速タイのタイムであったように、優秀な走りであった。Sペースではなく、Mペースでの勝利は今回のレースに繋がる走り。

   最終追い切りでは栗東坂路において、まだ幼さが残るような感じではあるが、スイッチを入れたときのスピードは見事であった。

   まだ1戦のみの経験不足は不安材料ではあるが、ベテラン横山典騎手にうまく導いてもらいたい。1頭ポツンはやめてほしい(笑)。


単   複◎

馬   連◎-〇▲△★(5点)

ワイド◎-〇▲(2点)

3連複◎-〇▲△★(10点)