MPCでトラック制作 ~ビートメイキングブログ~
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MPCの音質 

手持ちのMPCとSP404とSP1200を含めた5機種で音質を比較してみました。

MPC4000,1000,2500は触ったことはありますが所持していませんので今回の比較には含まれていません。

 

環境としてSL1200-mk3と針はORTOFONのconcorde twin scrachを使用、すべて2ミックスから出力。

DAWはprotoolでサンプリング周波数は96khzで録音しました。

 

MPC3000に関しては低音の圧がすさまじく何らかの処理をしないと使用が難しい音圧ですね。

また2000xlに関しましては録音ミスにより最初のキックが抜けておりますが、ご容赦ください。

 

SP1200は6ピッチ挙げてサンプリングしたものをSP1200内でチューンを下げています。

そのザラザラローファイ質感はまさにローファイのそれといった感じですね。

 

 


 

よく2000XLは音圧がないといった意見を聞きますが、意外とパンチがある音質でMPCシリーズのなかでは

一番SP1200のサウンドに近いのでは と感じています。 Pete RockもSPから2000XLに乗り換えていますしそういった理由があるからかもしれません。

 

またヴィンテージであるMPC60,3000では個々の筐体によって出てくるサウンドに多少の差異があると思いますので

これがそれらのサウンドの標準というわけではないのであくまで参考程度に聞いておいてください。

 

MPCの音質について① 考え方編

MPCの音質

 

これからの記事はあくまで筆者の一意見、さらに非常に偏見のある意見です。

より具体的には実機至上主義的な思想のもとの考えでありますので、これが絶対的な意見ではありません。

あくまで一個人の意見でありますので、気持ち半分で読んで頂ければと思います。

 

 

 

さてMPCに興味を惹かれた、また気になった理由の最も大きなものの一つとして

MPC独特の音質 があるとおもいます。

 

例えばドラムの音は3000が一番よい、1000の低音は特徴がある など

ネットで検索すると様々なMPC各機の音質レビューについて見ることができます。

 

また近年ではDAW上でも ー例えばmaschineのMPC60,3000の音質再現モードー MPCの

音質を意識したモードが搭載されているソフトが散見できます。

 

 

さて実際はどうでしょう。

本当に個々のMPCは、一聴しただけでわかるほどの音質の違いという特性を備えているのでしょうか?

 

答えは間違いなくYESであると考えています。

そして一番重要なことは先述したDAWでの音質再現モードでは全く本来の機種の音質に似ていないということです(2020/08/14時点では)

 

もちろんプラグインをいつくも使用して似たようなサウンドを作り出すことも可能ですし、そういった作業はなんとも

楽しいものであります。(現にPCのみで初期のRZAやPete Rock,PREMIERのようなドラムサウンド、ループサウンドを生み出している素晴らしい方々がいます。)

ここでいうDAWでのMPCの音質再現とはあくまでそのソフトに最初から標準で搭載されている

MPCの音質再現モードを指しますので、DAWを使っての音質再現を完全否定しているわけではありません。

 

何が言いたいかというと、何らかのDAWサンプラーのサウンドモードで仮にMPC60再現モード(もしそのようなものがあれば)があったらそれをを選択し、「なるほどこれがMPC60の音質なんだ」と思ってほしくはないということです。

 

そして残念ながら現在AKAIから販売されているMPC software でも同様のことが言えると思います。

MPC software Effectから選択できるmpc60,3000のサウンドはお世辞にも本機のサウンドと似ているとは思えません。

本家であるAKAIでさえ、その音を再現することが出来ていないと思います。

 

理由は複数考えられますが(勝手に考えましたが)

・DAWを使った音楽制作においてMPCの音を完全に再現するとその音が際立ちすぎて、ミックス時に使いづらくなるのであえてDAW用のサウンドに寄せた 説

 

・実機ではシールドの状態、機器の状態が意図せず個性的な音を作り出しているため、

 明確にMPCの音というものが完全に定義できないので、再現することにある程度の妥協をしている 説

 

があると推しています。完全に憶測ですが。

 

 

 

 

なにはともあれ一つ聴いてみないことには始まらないと思いますので、後日機種別にサウンドの特徴をまとめた

記事を作成して、そちらで詳しく説明できたらと思っています。

 

具体的には現在所有しているmpc60,3000,2000XLそしてローファイ代表のSP1200(余裕があればAKAI S950)のサウンド比較をした動画を作成し、UPできたらと思いますので

個々の機種の音質の詳しくはそちらの記事で確認していただければと思います。

 

ーつづくー

パッドを使ったリアルタイム録音

今回でMPCの主な使用用途であるパッドを使ったリアルタイム録音についてです。

 

と言いましてもほとんど解説することもなく(だからこそMPCが楽器により近い存在なのでしょうが)

工程も非常にシンプルです。

 

①REC+PLAYキーを同時に押す

②録音前にクリック音が1小節分鳴り始めます。

③その後、メトロノームの音に合わせてパッドを叩く

④STOPキーを押して録音終了

⑤PLAYキーを押して録音されていることを確かめる

 

5つの工程に分けてしまいましたが、赤字の部分だけ覚えてもらえたら大丈夫。

もし間違えたパターンを録音してしまったらUNDOキーを押すことで一つ前の状態に戻ることができます。

 

一つ注意しておきたいのがプログラムモードにおいてパッドの鳴りがMONOになっていると複数の音を同時に出すことが

出来ないので、 ハットとキックが重ねて鳴らないときなどは ドラム録音のときはPOLYモード になっていることを確認してみましょう。

 

 

 

ぜひ自分の好きなドラムパターンを演奏して記録してみてください。

ドラムサンプリングのサウンド加工、パッド配置(アサイン)

さて前回でドラム音のサンプリングが終了し、今回はサンプリングしたサウンドの加工と

そのサウンドをパッドに配置し、パッドを押すと指定した音が鳴る状態にしていきましょう。

 

①サウンドの加工

まずはサウンドの加工ですが、前回触れたとおり加工といっても、MPCでできる加工は限られていて、

 無音部分を削る、指定したZONEの音を新しい名前のサンプル音として保存する

の二つがほぼすべてと言い切ってしまってよいでしょう。(モジュレーション等はこの段階では出来ませんので注意)

 

例として2000xl で行うことと仮定し、手順を記します。

手順はそう複雑ではありません。

 

 1.TRIMキーを押してTRIMモードに移行

 

 2.スタートポイントとエンドポイントを指定し、ZONEを設定する

   ex.)キックが鳴り始める前と鳴り終わった範囲をZONEで指定する。

 

 3.EDIT キーを押して SECTION → NEW SOUND で新しいサウンドとして保存

 

以上です。試しにサンプリングしたドラムブレイクを上記の手順で

キック、ハット、オープンハイハット、スネアの4つに分解してしまいましょう。

 

   ↑

 イメージ図

 

これでサウンドの加工(の基本)は終わりです。

次に分解したサウンドをパッドに割り当てていきましょう。

 

②パッドにサウンドを配置してパッドを押したら音がでる状態にする。

MPCではサウンドをパッドに配置(アサインと呼ばれています)することをプログラムと言っています。(もちろんもっと複雑なことができますが、ここでは割愛します。)

 

プログラム=パッドに音を割り当て

と覚えておいてもよいでしょう。

 

例として2000xl で行うことと仮定し、手順を記します。

 

 1. PROGRAM キーを押して PROGRAM モードに移行

    (200xlではここで DRUM1 を選択しておきましょう。)

 

 2.ASSIGNページになっていることを確認し、

   PAD1を選択か、PAD1を押してPAD1にアサインすることを確認し

   note 60 = SND のところで先ほど作ったサンプルを選びます。

 

 3.MAINキーを押して試しにPAD1を叩いて、指定した音がでることを確認。

 

以上です。これで下準備は完了です。

この手順を踏まえてやっとMPCのパッドを叩いて演奏、録音する状態になりました。

 

 

次回ではMPCの一番楽しい部分であるパッドを使った演奏、録音について記述しようと思います。

まずはドラムサンプリング②

前回の続きです。

MPCでのワークフローをより具体的に説明しましょう。

 

タイトルにもありますが、まずはドラムサンプル(具体的にはキック、ハット、スネアの3音のみで構成されているものが理想的です。)をサンプリングしてMPCに取り込みましょう。

 

例として impeach the president の冒頭のドラムブレイクをサンプリングしてみることとします。

(余談ですがこのブレイクはHIPHOP黎明期からの定番中の定番であり、これが収録されているコンピ盤、ULTIMATE BREAKS & BEATS #11 には他にもkool is back,god make me funky など使いやすいドラムが入った曲が収録されており、個人的にULTIMATE BREAK BEAT の中でも非常にお世話になる盤ですので、見かけたらぜひとも購入することをおすすめします。)

 

①サンプリングモードに入ってアームサンプリングモードでサンプルします。

アームサンプリングモードでは音が設定したスレッショルドを超えた段階で自動的にサンプリングが開始されることを言います。

一定の音量以上になったら自動でサンプリングが開始されるモードと考えてよいでしょう。

 

②サンプリングが開始され、指定した秒数またはSTOPキー(MPC60,3000では任意のタイミングでサンプリングを止めることができないので注意です。)等でサンプリングを終了します。

 

③サンプリングしたサウンドを保存するか、破棄するか(keep,discard)とMPCに問われるのでkeepキーを押しサウンドを保存しましょう。

 

ここまでがサンプリングの流れになります。

次にサンプリングしたサウンドの加工に入りましょう。

加工といってもMPC自体に複雑なサウンド加工機能はなく(MPC 4000.5000,live,one除く、、、4000,5000は所持していないので間違ってるかも・・・)

音の始まるタイミング、終わるタイミング、指定した区間(ZONE)の音を新しいサンプルとして別名で保存する

といったことを決める程度ですので難しいことはないと思います。

 
今回はここまで、まずはサンプリングの基本を押さえておきました。
次回にサンプリングした音の加工、パッドに配置する(アサイン)プログラムの設定を
説明できたらと思います。