2日目の公共政策学会です。ちょっと疲れが残っていましたが…。
【9:30~11:30 セッション2】
C「自治体議会制度改革に向けて」
報告者:中尾修(北海道栗山町議会事務局長)、西寺雅也(多治見市長)、竹下譲(四日市大学)
討論者:廣瀬克哉(法政大学)
司会者:青山 崇(多治見市役所)
議会改革については以前も調べたことがあったので、
ある程度分かる話が展開されていてなかなかおもしろかったです。
竹下先生の問題提起から始まり、これが基本的な流れを決めたような気がしました。
それは「地方議会を討議する場だとすると地方議会は議会ではない」と。
確かに、本会議の一般質問や委員会の質疑を見ていると、
結局「執行部VS議員」の一対一対応になっています
(学部3年のときに地方議員さんと活動していたのでよく分かります)。
そういった問題意識をもとに、さまざまな議会の事例をおっしゃっていました。
なるほど、確かにそういう視点で見るとやっぱり地方議会って不思議です。
結局なにかを実現させるための手段として、
議員提案を使っていないことも問題なのかなぁと思いました
(それを担保するには議会事務局機能の拡充は必要でしょうが…)。
【12:30~14:30 セッション3】
A「自治体における市場化テストの課題と展望」
報告者:橋本博之(立教大学)、坂田道夫(足立区区民部長)、稲澤克祐(関西学院大学)
司会者:今井照(福島大学)
1日目2日目を通して、イチバン興味深かったのはこのセッションです。
市場化テストなど、公共空間のなかの官民中間領域には非常に関心があって、
市場化テストもそういう位置づけになっていたように思います。
しかし、「協働」とは本質的に違う「競争」であり、
どこまでがこの市場化テストに耐えうるのかは、まだまだ議論が必要です。
坂田氏が盛んに協働と言っていましたが、違うかなぁというのがわたしの考えです。
協働ということばが一人歩きしていて、協働ではない事例まで協働。
協働でやれば何でもいいわけではなく、分けたほうがスッキリすると思います。
「シンポジウム2 教育再生の行方」は疲れたので聞かずに帰ってきました。
今回の公共政策学会は、全体的には勉強になったと思いますが、
もう少しレベルを保ってほしいなぁという議論の展開もちらほら。
会員の申請もしたので、いずれ発表できればいいですね(笑)
【9:30~11:30 セッション2】
C「自治体議会制度改革に向けて」
報告者:中尾修(北海道栗山町議会事務局長)、西寺雅也(多治見市長)、竹下譲(四日市大学)
討論者:廣瀬克哉(法政大学)
司会者:青山 崇(多治見市役所)
議会改革については以前も調べたことがあったので、
ある程度分かる話が展開されていてなかなかおもしろかったです。
竹下先生の問題提起から始まり、これが基本的な流れを決めたような気がしました。
それは「地方議会を討議する場だとすると地方議会は議会ではない」と。
確かに、本会議の一般質問や委員会の質疑を見ていると、
結局「執行部VS議員」の一対一対応になっています
(学部3年のときに地方議員さんと活動していたのでよく分かります)。
そういった問題意識をもとに、さまざまな議会の事例をおっしゃっていました。
なるほど、確かにそういう視点で見るとやっぱり地方議会って不思議です。
結局なにかを実現させるための手段として、
議員提案を使っていないことも問題なのかなぁと思いました
(それを担保するには議会事務局機能の拡充は必要でしょうが…)。
【12:30~14:30 セッション3】
A「自治体における市場化テストの課題と展望」
報告者:橋本博之(立教大学)、坂田道夫(足立区区民部長)、稲澤克祐(関西学院大学)
司会者:今井照(福島大学)
1日目2日目を通して、イチバン興味深かったのはこのセッションです。
市場化テストなど、公共空間のなかの官民中間領域には非常に関心があって、
市場化テストもそういう位置づけになっていたように思います。
しかし、「協働」とは本質的に違う「競争」であり、
どこまでがこの市場化テストに耐えうるのかは、まだまだ議論が必要です。
坂田氏が盛んに協働と言っていましたが、違うかなぁというのがわたしの考えです。
協働ということばが一人歩きしていて、協働ではない事例まで協働。
協働でやれば何でもいいわけではなく、分けたほうがスッキリすると思います。
「シンポジウム2 教育再生の行方」は疲れたので聞かずに帰ってきました。
今回の公共政策学会は、全体的には勉強になったと思いますが、
もう少しレベルを保ってほしいなぁという議論の展開もちらほら。
会員の申請もしたので、いずれ発表できればいいですね(笑)