公共政策学会1日目です。朝イチ9時に川内北キャンパス到着。
わたしが聞いた話の印象について少し書いてみようと思います。
軽く批判もしてしまいますが若気の至りです。ゴメンナサイ!

【9:30~11:30 若手研究者研究報告】 
C 行政主体と市民との関係
・「電子自治体による規格化・標準化と住民登録情報」
・「イギリス行政改革における市民の信頼回復への取り組み」
・「国際公共政策としての人権条約の履行ーコンストラクティヴィズムと国際慣習法による拷問等禁止条約の分析を一例としてー」

全般的に自己満足的な研究が多かったような印象です。
社会的にこれら研究がどのように意義づけられるのかを示していません。
・電子自治体の話はまったく聴衆に対して分からせようという努力がなかったです。
内容的には質問もあったように、住民情報をどこまで活用することが望ましいのか、
政策効果とプライバシーとの関係がもっともダイナミックな論点だと思いました。
「あまり活用は行われていない」という回答だったと思いますが、
あまりそこに明確な根拠は示されていなかったような気がします。
調査をしたのであれば、それをもう少し示したほうがよかったと思います。
・イギリスの行政改革の話は、日本へのインプリケーションが若干乏しい印象。
文献だけで調査することの限界が顕在化していたような気がしました。
・拷問等禁止条約の話はもう少しコンストラクティヴィズムとの関係性を
明らかにした方がわかりやすかったと思います。

【12:30~14:30 シンポジウム1】
「小泉・安倍政権の経済政策」
パネリスト: 翁邦雄(中央大学、元日銀金融研究所長)、高橋伸彰(立命館大学)、松原聡(東洋大学)
司会者: 飯尾潤(政策研究大学院大学)

議論としてはおもしろい展開になったと思います。
小泉・安倍政権の経済政策に肯定的な松原先生と否定的な高橋先生、
どちらかというともう少し客観的に見ている翁先生という構図。
飯尾先生の司会も上手だったので、聞いてよかったなぁ、と。
松原先生の考えはテレビなどでもわかっていたので、そのまんまでした。
高橋先生は、あえて言っているのか本気で言っているのか分かりませんでした。
なかなかアグレッシブな発言がたくさんで興味深かったですが(笑)

【14:45~16:45 セッション1】
D「ローカル・マニフェストがつくる新しい自治体」
報告者:北川正恭(早稲田大学)、立谷秀清(相馬市長)、後房雄(名古屋大学)
司会者:山本啓(東北大学)

北川先生がローカル・マニフェストの紹介に終始していました…残念。
ローカル・マニフェストを普及させる!という活動家的な印象です。
研究者的にある程度普遍化して話ができないのであれば、
もう少し、自分の実践活動の話をしたほうがよかった気がします。
立谷市長は実務家として、後先生は研究者として役割を果たしていた気がします。
というわけで、議論は期待していたほど深まらず、ちょっと拍子抜けしました。

きょうのわたしが聞いた話に順位を付けるとすると、
シンポジウム→セッション→若手研究者報告って感じですかね。