友人がある自治体職員試験の3次試験(面接)まで行ったとのことです。
いろいろアドバイスを求められ、ワードにまとめたのを記録してみます。
前提条件として、時間は40分、グループ面接のメンバーは5人。そこで司会をやることにするという。テーマは事前に与えられ、提言内容は参加者がある程度考えてくるというもの。グループ討議の成果として、政策提言を出す。

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40分で司会を任された場合、時間配分を有効に行うには事前のシミュレーションが重要となる。大体の流れをまとめてみたので、これでどういう風に流れるか考えながら、自分の提言なども考えると良い。

<1.現状の問題点を共有する>
まず現状の問題となっている部分(ある程度顕在化している課題・それに対する現状の政策)を参加者同志で共有する必要がある。そのため、1人2分程度の時間をとって現状の問題点とその根拠を明確に示してもらう。【2分×5人=10分程度】

<2.本質的な問題点を抽出する>
参加者の問題意識が明らかになったところで、どのような問題点が本質的な課題となっていて、どの分野がもっとも政策提言を出すのにインパクトがあるか(逆に言えば、一番問題が顕在化していて、政策的対応が薄いところ)を参加者で討議する。【10分程度】

<3.本質的な問題点に対する政策提言>
現状打たれている政策をどのように評価するかを明確にし、それだけでは足りない部分を補うような政策提言を打ち出す。その際、課題に対して「①住民主体で行い行政は支援を行うべきこと」なのか、「②住民主体ではむつかしく行政主体で行う必要があるのか」を念頭に置きながら政策提言について議論する(①の場合、行政がどのような支援を行うかまで踏み込む必要があるため、若干難易度は高い)。【15分程度】

<4.政策提言マトリクスで整理する>
・軸のひとつは住民主体か?行政主体か?
①住民主体
(NPOや自治会など:行政は支援)
②行政主体
(住民を「顧客」と捉え公益を模索)

・もう1つの軸は短期的政策か?中長期的政策か?
X:短期的政策
Y:中長期的政策

<住民主体の場合:マトリクスに書くべき内容(例)>
1.政策内容
2.誰が行うのか(アクター)
3.支援の方法(行政)
4.課題

<行政主体の場合:書くべき内容(例)>
1.政策内容
2.どこの部局が行うのか
3.なぜ行政が行う必要があるのか
4.課題

ここまでできたら完璧になる。全部埋める必要はない。基本は短期的政策か?【5分程度】
若干時間は流動的になるはず。3の部分(本質的な問題点に対する政策提言)から4(政策提言マトリクスで整理する)を書き始めるべきかも?(時間的に)

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こんな感じですかね、わたしがやるなら。
っていうか、こんな支援ばっかりしてますねぇ。
去年も同じ大学のやつに面接対策を教えてました。
やることはこの時期、いつになっても変わらないです…。