きょうは市民研究機構の第2期成果報告会に行ってきました。
朝8:30から会場設営のために眠い目をこすりながら…。
昨年は第1期の成果報告会にも出席しました。
自分が成長したのか、昨年より問題点がクリアに見えました。
とりあえず、各グループごとの政策提案についてちょっとお話を。
＜１ 世界都市としての金沢らしさの創出＞
金沢まちづくり研究機構当初の設立目的である
「世界都市を目指すための市民による政策研究」という場合、
もっとも中心に来るべきテーマになると思われます。
総論的観点から議論ができるグループだと思うのですが、
結局、各論での提言で終わっている感がありました。
アンケートの分析の仕方など、かなり問題があると思います。
「文化施設をつくりたい」が先にあっての議論だった感が…。
＜２ まちなか再生のためのまちづくり（その２）＞
うちのグループです。
昨年度は提言をガンガン出したわけですが、
今年はモデル地区に選定して、その研究を中心としました。
モデル地区でとる施策がなぜまちなか再生につながるのか、
そういう因果関係の明確化ができていなかったように思えます。
まちづくりや建築関係のプロが多いので、提言はまずまずですね。
（メンバーで一番レベルが低いのは、このわたしなので…）
＜３ 金沢型創造産業を考える（その２）＞
即興劇時空間都市というわけのわからないことを強調していました。
ここは創造都市で有名な佐々木雅幸先生が指導されているので、
その色彩を強烈に出していたような気がします。
メンバーはそれに完全に染められていた感が…。
県庁跡地を舞踏会の場とする案は、あんまり練られてないなと。
＜４ 情報化社会を実感できるまちづくり（その２）＞
電子回覧板などがコミュニティ活性化につながるという提言がありました。
ただ会場からは「紙媒体の回覧板のほうがその目的につながる」という意見も。
両方を併用していくといきたいということですが、ほんとにそんな手間をかけるのですか。
回覧板ですよ、回覧板。二度手間になるので紙媒体だけで十分だと思いました。
情報化ありきの議論が展開されていた気がします。
それはいいんですが、もっと情報化して意味のあることを考えるべきです。
実証実験をしたりするのはいいと思うんですがね。
＜５ 金沢コミュニティを活かした福祉と教育の連携（その２）＞
この辺から、だんだん眠くなってきました。
このグループは、何か自分たちで「知って楽しい」を実行していた感があります。
わたしは市民研究機構のこういう教育的効果は意味があると思います。
「知って楽しい」が基本なので、飛び抜けたよい提言ではありませんが、
地に足のついた「カイゼン」としての提案ならそれでいいと思います。
＜６ 金沢箔をまちづくりに生かすためのデザイン研究（その２）＞
いつも疑問に思うのが、このグループ。
世界都市を目指すために金箔が必要なのか、と思ったり。
もちろん金沢は金箔生産のシェア99％ですから、
金箔をまちづくりに生かすというのは意味のあることなのかもしれません。
けどデザイン研究からどういう風に施策に反映するのか、
本質の議論を避けているように思えてなりません。
＜７ 金沢「無煙環境作り」＞
これも世界都市を目指すのに必要なのか、という疑問です。
もちろん、受動喫煙は大きな問題ですが、市民による政策研究のテーマとして
取り上げるほど重要な課題なのかは議論を要するところだと思われます。
提言は、あんまり覚えていませんので省略。
＜８ 金沢「環境都市」構想（その２）＞
ここはいつも外国に視察へ行っていますね。
メンバーのみなさん、お金持ちなのでしょうか？（笑）
1期では、LRTの議論、今回は省エネと自転車交通についてでした。
でもやっぱりエネルギー問題は自分たちの身近な話ではないですから、
どのように市民が動くか、誘因の付与が不可欠ですが、
その点をもう少し詳しく研究するとよいと思われます。
全体的に、問題認識の段階が練られていない感がありました。
すべてはそこからで、提言が何に依っているのか、それを明確化する必要があります。
提言のレベルがグループごとにかなり差があります。
それは直接的にはメンバーの構成が重要な因子となります。
教育的効果と政策提言のバランスが一番むつかしいと思うのですが、
教育的効果を目指す試みがあと何年か続かないと、
実効的な提言を出すのは難しいかもしれません。
市の職員のゼミと恒常的に合同化するというのは、
そろそろ本気で検討した方がよいかもしれません。
市民に実効的な提言を出せと言うのは厳しいといえば厳しいです。
ほんとうは政策として昇華させるのは行政の仕事なのですから。
ですから、市民と行政双方の歩み寄りが必要だと思います。
その提言を市民と行政当局が議論して折衝するくらいになれば、
かなりおもしろい施策になると思っています。
何か、書いてもよくわかんないですよね。
みなさんは今回の発表を聞いてるわけじゃないですから。
報告書が出ると思うので、またそのときに見てください。
朝8:30から会場設営のために眠い目をこすりながら…。
昨年は第1期の成果報告会にも出席しました。
自分が成長したのか、昨年より問題点がクリアに見えました。
とりあえず、各グループごとの政策提案についてちょっとお話を。
＜１ 世界都市としての金沢らしさの創出＞
金沢まちづくり研究機構当初の設立目的である
「世界都市を目指すための市民による政策研究」という場合、
もっとも中心に来るべきテーマになると思われます。
総論的観点から議論ができるグループだと思うのですが、
結局、各論での提言で終わっている感がありました。
アンケートの分析の仕方など、かなり問題があると思います。
「文化施設をつくりたい」が先にあっての議論だった感が…。
＜２ まちなか再生のためのまちづくり（その２）＞
うちのグループです。
昨年度は提言をガンガン出したわけですが、
今年はモデル地区に選定して、その研究を中心としました。
モデル地区でとる施策がなぜまちなか再生につながるのか、
そういう因果関係の明確化ができていなかったように思えます。
まちづくりや建築関係のプロが多いので、提言はまずまずですね。
（メンバーで一番レベルが低いのは、このわたしなので…）
＜３ 金沢型創造産業を考える（その２）＞
即興劇時空間都市というわけのわからないことを強調していました。
ここは創造都市で有名な佐々木雅幸先生が指導されているので、
その色彩を強烈に出していたような気がします。
メンバーはそれに完全に染められていた感が…。
県庁跡地を舞踏会の場とする案は、あんまり練られてないなと。
＜４ 情報化社会を実感できるまちづくり（その２）＞
電子回覧板などがコミュニティ活性化につながるという提言がありました。
ただ会場からは「紙媒体の回覧板のほうがその目的につながる」という意見も。
両方を併用していくといきたいということですが、ほんとにそんな手間をかけるのですか。
回覧板ですよ、回覧板。二度手間になるので紙媒体だけで十分だと思いました。
情報化ありきの議論が展開されていた気がします。
それはいいんですが、もっと情報化して意味のあることを考えるべきです。
実証実験をしたりするのはいいと思うんですがね。
＜５ 金沢コミュニティを活かした福祉と教育の連携（その２）＞
この辺から、だんだん眠くなってきました。
このグループは、何か自分たちで「知って楽しい」を実行していた感があります。
わたしは市民研究機構のこういう教育的効果は意味があると思います。
「知って楽しい」が基本なので、飛び抜けたよい提言ではありませんが、
地に足のついた「カイゼン」としての提案ならそれでいいと思います。
＜６ 金沢箔をまちづくりに生かすためのデザイン研究（その２）＞
いつも疑問に思うのが、このグループ。
世界都市を目指すために金箔が必要なのか、と思ったり。
もちろん金沢は金箔生産のシェア99％ですから、
金箔をまちづくりに生かすというのは意味のあることなのかもしれません。
けどデザイン研究からどういう風に施策に反映するのか、
本質の議論を避けているように思えてなりません。
＜７ 金沢「無煙環境作り」＞
これも世界都市を目指すのに必要なのか、という疑問です。
もちろん、受動喫煙は大きな問題ですが、市民による政策研究のテーマとして
取り上げるほど重要な課題なのかは議論を要するところだと思われます。
提言は、あんまり覚えていませんので省略。
＜８ 金沢「環境都市」構想（その２）＞
ここはいつも外国に視察へ行っていますね。
メンバーのみなさん、お金持ちなのでしょうか？（笑）
1期では、LRTの議論、今回は省エネと自転車交通についてでした。
でもやっぱりエネルギー問題は自分たちの身近な話ではないですから、
どのように市民が動くか、誘因の付与が不可欠ですが、
その点をもう少し詳しく研究するとよいと思われます。
全体的に、問題認識の段階が練られていない感がありました。
すべてはそこからで、提言が何に依っているのか、それを明確化する必要があります。
提言のレベルがグループごとにかなり差があります。
それは直接的にはメンバーの構成が重要な因子となります。
教育的効果と政策提言のバランスが一番むつかしいと思うのですが、
教育的効果を目指す試みがあと何年か続かないと、
実効的な提言を出すのは難しいかもしれません。
市の職員のゼミと恒常的に合同化するというのは、
そろそろ本気で検討した方がよいかもしれません。
市民に実効的な提言を出せと言うのは厳しいといえば厳しいです。
ほんとうは政策として昇華させるのは行政の仕事なのですから。
ですから、市民と行政双方の歩み寄りが必要だと思います。
その提言を市民と行政当局が議論して折衝するくらいになれば、
かなりおもしろい施策になると思っています。
何か、書いてもよくわかんないですよね。
みなさんは今回の発表を聞いてるわけじゃないですから。
報告書が出ると思うので、またそのときに見てください。