「団塊」退職に備え、熟練の技DB化ソフト開発 経産省 (朝日新聞) - goo ニュース
やっぱり団塊の世代ってすごいんだなとあらためて認識。
団塊の世代が年を重ねるごとに必ず制度変更が迫られるわけだが、
よく最近問題だ問題だと言われているのは、卓越した技術の伝承。
この前も、報道ステーションを見ていたら、マツダの例がやっていた。
マツダでも技術伝承がなかなか進まず、実際にねじを切らせると
団塊の世代の工員とそれ以降の世代の工員のつくるねじはまったく違っていた。
団塊の世代の工員がつくるねじはまったくガタつかない。
技術伝承をするために、若手工員が生産ラインを離れ技能養成コースで技能を学ぶのだという。
(日本自動車工業会 次世代へ技能を伝承する「卓越技能者養成コース」)

結局は、自前でこういうことができる大企業はいいけど、
できない中小企業向けに経産省がDB化ソフトを作った。
日本の技術力は中小企業によって支えられてきたということは間違いない。
数値化できないものはビデオで撮るとか書いてあるけど、ほんとにそれで伝承できるのか?
やっぱり苦しくても、師匠が弟子に教えていく必要がある気がするな。
とはいえ、弟子志望も少ないのだろうが…。

実は、ウチの父親も定年が60歳→63歳になった。
こういうことも①技術力低下を防ぐ、②生産力低下を防ぐ、という意味があるのだろう。