(4日目)朝から隣の慶山市にあるねん糸の工場へヒアリング
この工場、日本製のねん糸の機械を入れているという。
ねん糸って糸をねじって強くすること。知ってる人も多いだろうけどいちおう。
工場は自動化されていて、メンテナンスで少しの外国人が働いていた。
外国人というのは、韓国人ではないということ。
中国人など低賃金労働力を工場に配置している。
こういったところでは、機械の性能が競争に勝つための最大の武器である。
逆に言えば、人材というのはほとんど単純労働力でよい。
こういったところで大学卒の人材を入れる必然性は全くない。
でも、こういった工場が日本にある必然性がなくてほぼ壊滅したのと同様に、
韓国にある必然性もない。中国でもどこでも低賃金の労働力を確保できればそこが一番よい。

写真は工場に行くときに慶山市内にあったマンション群。
たとえ田舎でも突如としてマンション群が表れるのが韓国の特徴。
それも「わざわざそんなに高くする必要ないだろう」というくらいの高さ。
これらのマンションの耐用年数は20年くらいで取り壊し、新しいさらに高層のマンションをつくる。
それで新たに入居者が増えて、建設業者や投資家などが儲かる仕組みである。
韓国では土地投機に代表されるフローの経済が今もなお続いているようだが、
世界の潮流は「持続可能性」のある経済である。

そろそろ疲れが出てくるころで、ヒアリング後は少し部屋で仮眠をとった。
でも、工場を見た経験も少ないので、とてもいい勉強だったなー。