ちょっと前にNHKの英語番組?をなーんとなく見ていたら、
「台東デザイナーズビレッジ」なるものの紹介がされていた。
そのとき気になったので、その名前を携帯のメモ帳に書いたがそのまま放置してあった。
金沢市は文化政策をいろいろと打っていて、
金沢21世紀美術館やファッション産業都市宣言というものが出始めている。
今回は金沢市が「ファッション都市化」するためには、どうしたらよいのかを考える事例。

この台東デザイナーズビレッジ、
①創業支援と②産業クラスター形成の拠点を方向として打ち出している。
①はまあいいとして、とりあえず注目すべきは②だろう。
産業クラスターとは、関連のある産業や事業がお互いに結びつき協力しあうことで、
新しい相乗効果を発生させ、新しい産業形態を生み出すことである。
特に大学・研究所と事業所群との結びつきを強めるパターンが多い。
台東区に昔からあるファッション産業相互の結びつきを強め、
さらにデザイン力を付与することで、自立的な産業集積を目指すということだろう。

金沢の場合、金沢美術工芸大学など大学との連携がまず考えられる。
ただ、現在金沢に服飾生産業の集積はあまりない(はず)。織機は作ってるけどね…。
となると今のままでは、デザインから生産まで一貫したファッション産業を作ることはむつかしそうだ。
やっぱり、デザインセンターとしての機能を有する都市とするのか?
そうであれば、この台東デザイナーズビレッジは大いに参考になるんじゃないかな。
いまいち、その辺のビジョンが見えないね、「ファッション産業都市宣言」といっても。

実家のある関市で産業クラスター形成をやるとおもしろい気がするな。
刃物産業の集積地だし下請けの工場も多いし、あとは自立的な産業集積になればね。
朝日新聞によると、昨年10月にドイツ・ゾーリンゲンの刃物会社が関市に日本本社を置いたらしい。
ゾーリンゲンは、刃物・金属洋食器の産地として世界的に有名だ。
刃物産業も高付加価値産業化するしかないんだろうなー、やっぱり。

うーん、あんまり詳しくないことを記事にしないほうがいいな。