先日、プロデューサーから連絡があった。



「先生がお亡くなりになりました。」



とゆう内容でした。










「先生」は、私は数回しか会ったことがありません。
「先生」は、殺陣の先生でした。
わたしには、殺陣は無かったので、みんなで基礎練習をした時に、ペアを組むのに余ってしまった私と練習してくれました。



わたしは、昔、ペアを組むのが下手で、1人になりたくないから、保健室にいったりしてズル休みをしていました。
学生特有のあの感じ。
高校のとき、テニスのペアがうまく組めなくて、体育の先生とペアになっちゃって
身体が弱かったわたしにはスパルタすぎて
炎天下の中倒れたこともありました。




久々に、「ペア」を「先生」と組んで、なーんだ、あのときわたしは、なんでペアにこだわってたのかなー
なんて、ふと思ったりしたことを覚えています。



ある日わたしは、
怪我をしました。
わたしは、殺陣を一切やっていないのに、怪我をしてしまった。
信じられないくらい痛くて、泣きながら通し稽古をやったこと、「先生」が誰より早く気づいてくれて、病院に連れていってくれたこと。
いまでも、鮮明に覚えています。
靭帯を少し損傷しちゃっただけで、骨には異常なかったのですが、
正直、毎日結構痛くて。




でも、殺陣だらけの主演とヒロインが、本当に動けなくなるくらい、ボロボロになりながらも必死で演じているのを近くで見ていたから
殺陣もないわたしが、「痛い」とはなかなか言えず。



ただ、「先生」が、いつも気にかけてくれました。
大丈夫か?
無理するなよ
こうするとよく動くよ。




いつも、優しい、愛に満ちた「先生」。
たった数回しかお会いしたことのない「先生」。
でも、
わたしにとっては、紛れもなく、お世話になった「先生」。



「先生」は、病気だったそうです。
それも知らなかった。




「先生」と、お別れしに行ったとき、
「先生」のお友達が、
「お疲れ様。楽になれたか?俺らもすぐそっちに行くんだから。綺麗な顔しやがって。」
そう言っていました。



その声を聞きながら、わたしは、「先生」の顔をじっと見つめていました。



ずっと、考えていた「先生」への言葉は、
ひとつも出てきませんでした。



ただ、じっと。
お人形のように綺麗なお肌の、安らかな「先生」を、
じっと見つめて、おじいさんの言葉に耳を傾けて




「ありがとうございました。」



とだけ、最後に言えました。




「先生」。
天国でも、忍者な「先生」でいる?
わたしのこと、覚えてる?
わたしは、まだ、全然殺陣ができない、ポンコツのままだけど、
「先生」みたいに、みんなに優しい笑顔ができる人になりたいよ。



おじいさんが言ってた、
「人はいつか死ぬ」



わたしも、そう思って生きているけど、死んでしまうってとても悲しい。
とても。



でも、目を背けちゃだめなんだね。



何が言いたいか、なんて無いんだけど、
日記のひとつとして、
書き留めておこうと思った。
「先生」との思い出を。
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天国は、きっとお花がいーーーーぱいだと思うんだ。