泥棒に盗られる物はないから大丈夫とお思いのあなたに パート3 | 泥棒退散!鍵屋が教える、財産と命を守るための住まいの防犯対策

泥棒に盗られる物はないから大丈夫とお思いのあなたに パート3

カギ屋の上田です。

皆さんがおっしゃる「うちは盗られる物はないから・・・」を検証するパート3です。


うちには盗られる物はない → うちには泥棒は入らない → 防犯対策は必要ない

という考えが間違っているということを少しはご理解いただけたでしょうか?

全然理解できないという方はこちらもお読みください。

泥棒に盗られる物はないから大丈夫とお思いのあなたに

泥棒に盗られる物はないから大丈夫とお思いのあなたに パート2


パート3はちょっと、と言うよりかなり怖い話をしたいと思います。


以前、テレビなどでも有名な犯罪アナリストの梅本正行氏の講演を聞く機会がありました。

その時に、防犯対策をしないと大変なことになってしまうかもしれませんという例でお話された、実際にあった事件の話です。



その話の前に、私は断言します。

あなたの家には「絶対にとられてはならないもの」が最低ひとつはあるのです。

あなたがなんと言おうと間違いなくあるんです。



さて、梅本氏から聞いた話です。

細かい部分は記憶違いがあるかもしれません。


被害にあったのは、夫婦と子供二人というごく普通のご家庭です。

奥さんはファミリーレストランで深夜にパートをしていました。

その日も奥さんは自家用車でパートに出ていました。

旦那さんと子供は2階で就寝していたそうです。

そこにある泥棒が侵入しました。

家の車庫に車が停まっていなかったのと、家の明かりが点いていなかったので留守だろうと思ったからです。

この泥棒、窃盗で捕まった前科があり、出所してそれほどたっていなかったそうです。

身よりもなく、出所してきたばかりの前科者ということで、仕事はおろか帰る家もなかったのでしょう。

「野宿をするには寒いので何か着る者が欲しかったのと、ついでに金目のものや食べるものがあれば・・・」というのがこのお宅に侵入した目的でした。

たちの悪いことに、この泥棒にはこんな癖がありました。

侵入して物を盗んだら出て行くときに、証拠隠滅のためか、火を付けるというのです。

結果、このお宅は全焼。

2階で寝ていた3人の方は焼死してしまったそうです。


なんとも悲惨な事件ではないですか。



あなたの家に必ずある「絶対にとられてはならないもの」それは命です。

泥棒が家の中にいるのを知らずに帰宅し鉢合わせた結果、泥棒が居直り傷つけられる、殺されるという危険もあります。



この話を聞いても「うちは盗られる物はないから防犯対策は必要ない」と思いますか?