ゴング格闘技3月号を読んでいます。
巻頭は中井祐樹氏とヒクソン・グレイシーの対談!
二人の対談の前に、こんな事が。
「対談前、新聞記者がヒクソンにサインを求めてきた。
『アンジョウさんへと、何かメッセージを書いてほしい』という。同日引退を表明した安生洋二に渡し、記事にするのだろう。その記者は94年の安生の道場破りと、その後に負けたことをカモフラージュした経緯を知らないのか、あるいはデスクに言われるままにリクエストしたのか。
戸惑いながらもサインするヒクソン。なおもメッセージを求めた記者に、ヒクソンは静かに言った。
『何を言えばいいんだ?グッドラックと? 君にはすまないがアンジョウに言うべき言葉はないよ。ここにいるナカイとは違うんだ』
通訳を通さずとも堅い拒否の意志が伝わる口調だった。
ただ、名前を書いたサインを手渡し、ヒクソンは中井に向き直って言った。
『また会えて幸せだ。元気でしたか?』」
(ゴング格闘技3月号より)
この後対談が始まるのですが…正直、自分的にはプロローグといえるこの部分が本編よりもインパクト大(笑)。
ヒクソンの、この安生選手と中井氏に対する扱いの違い…(^^;;
やはり公式な試合でしっかり寝技勝負した中井氏と、道場破りに来たアン・ジョー司令長官とでは印象が全然違う訳ですね。
個人的には、もう少しいたわってあげて…と思ってしまいますが。
司令長官は道場破りの件をずっと引きずっているようで。引退のタイミングでヒクソンから労わりの言葉があれば少しは楽になるかも…なんて思いますが。
ヒクソンにしてみれば自業自得、知るか!って感じなのかな。
20年経っても水には流さない(^_^;)
ヒクソンと中井氏の対談はお互いに対するリスペクトが伝わってきていい感じ。ヒクソンは中井さんの事を認めているんですね。対談の中でも言っているように、良い協力関係を築いていけたらいいですね。
因みに司令長官のUWFインター時代の後輩、金原弘光選手が司令長官と会った事を自身のブログで触れています。
「安生さん、昔、プロレスラーに引退はない!と言ってたのになんで引退するんですか」と言うと、「人の心ってもんは変わるもんだよ」と簡単に諭されてしまった、と(笑)
「安生さんがUインターにいたから俺は強くなれたと思っているので、その安生さんの引退試合興行はおもいっきり盛り上げたいな!」とも。
金原選手、参戦決定?の安生洋二選手の引退興行は3月19日!
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