4月2日、
南相馬市。
津波による被災現場に訪れた時のこと。
3月11日以来、
同地を訪れていなかったという地元のT氏と共に向かったものの、
建物も何もない状況の中、
まったくもって場所がわからなくなって、
ナビの地図に従い、
恐る恐る運転していたあの時。
車を進めるも、
津波で浸水してきた海水は、
地盤沈下のせいか3週間後のその日でも引いていることはなく、
むしろ道路の上を勢いよく流れ続けていて、
それに車の足をとられそうになったあの時。
当時屋内待機地域だったため、
救出作業や瓦礫撤去作業もまったくなされないままの現地で、
それでも半被をきた地元の消防団?の方のみが、
手作業での活動を行っていた姿に神々しさをみたあの時。
あの場所の真ん中に立った時
まるで空襲の直後のようなあの光景
360度に広がる瓦礫だけの絶望的な光景
風は強く吹き付けていた
ただ見るだけなんて不謹慎ではないかと思いながらも
今ここに多くの放射能が舞っているのかもしれないと思いながらも
私は車から飛び出し
その景色を見つめるしかなかった
そして今同じように地震がおきたら
そして今同じように津波がやってきたら
自分も死ぬんだ
それが現実なんだ
…と覚悟したあの時。
クリスマス・イヴの
幸せの「浮かれ」がね
あの日命を落とした人にも
平等に届くのなら
いいやこんな日だからこそ
届いてほしいなあと
祈念する
祈念する
ちっぽけなおじさんの
世の隅からのメッセージ。
メリークリスマス。
