旦那の遺影は旦那が亡くなる前に旅行に行った時に撮ったものだ。とっても良い写真
まさか遺影に使うことになるなんて思わなかった。
旦那の遺影はすぐにコレだって思って子供達に見せたら
「1番父さんらしいしカッコいい」
と、その写真にした。旦那は自分でイケメンだと言っていた
それからバタバタで少し落ち着いて1人旦那の遺影を見てる時にふと思った。
自分がどのくらい生きるか分からない。
おばあちゃんになるまで長生きするかもしれないし、もしかしたらポックリ明日死ぬかもしれない。
旦那が急な事故だった事もあり人生何があるか分からない事を身をもってよく分かったから。
おばあちゃんになった時旦那の遺影の横にしわくちゃになった自分の写真が並ぶのは嫌だ
旦那だけカッコいい写真なんてズルい。死んだら分からないけど、死ぬ前に分かっちゃったから。
そこで子供達に言った。
「母さん死んだらこの写真を父さんの横に並べてよ絶対に。」
と自撮りした写真を子供たちに見せたら笑われた。
「分かったそうするよ。でも長生きはしてよ」
と、ただ長生きしてお通夜お葬式ではその時の母さんの写真でいいからね、と付け加えた
だって後何年かでポックリ亡くなった時はいいけど、おばあちゃんまで生きてお通夜お葬式で今の写真使ったらきっと周りに
「誰だ?この人はっ?」
ってなっちゃうと思うので
ただガレージには2枚入る写真立てに、
すでに私と旦那の写真を入れて並べてある。旦那の思い出いっぱいの写真を飾ってある先頭に。
子供達には
「いや母さん今並べる?まぁ気持ちは分かるけど」
友達には
「あんたまで死んどるやないか」
と突っ込まれた冗談言ってくれる友達はありがたい。
きっと旦那は、またバカしよるわって思ってそう。