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ぜったいに夫婦関係のコミュニケーションが上手くいかなくなる理由
こんにちは、
『親子関係と感情専門カウンセラー』
江上ユキです。
イライラや不安、罪悪感等の
愛着障害、アダルトチルドレンの
トラウマ感情をケアして
心に安心感とあたたかさ、自信を取り戻す
カウンセリングをご提供しています。
最近は、オットと言い合いや
ケンカになることがほぼなくなり
心穏やかな毎日を過ごしている
ことにしあわせを感じる江上ユキです。^^;
#けんかはフィフティフィフティ
数年前までは、
いつも何かを決める時、
必ず、オットと言い合いになるという
不毛な同じパターンを繰り返していました。
子どもの頃に
父親に感じていた感情や気持ち、
やり取りと
同じパターンにはまっていると
自分でもすぐに気づいたので、
もうこの嫌なパターンを
繰り返すのはイヤだと思い
たまたま(本当にたまたま)
翌日に予約をお願いしていた
カウンセリング(心理セラピー)のセッションで、
すぐにこのことを取り扱ってもらいました。
ずっと以前から繰り返している
同じパターンがあるということは、
必ず、子どもの頃に原体験があります。
カウンセリング(心理療法)では、
まずは、そこを特定します。
心身の感覚が記憶している
子どもの頃の
傷ついていた気持ちや、
ネガティブな未消化の感情を
安心・安全に消化し、
「本当はこうして欲しかった」
という未完了の気持ちを完了させることで、
もう今後、わたしがこのパターンを、
繰り返すことは、二度とありません。^^
ふう~、また一つ楽になりスッキリしました。^^
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▼だんなさんとの関係は
上手くいっていますか???
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だんなさん(奥さん)や
お子さんのとの関係性が、
なかなか上手くいかないと
感じることはありませんか???
「えっ、子どもは大切だけど
だんなは、どうでもいいです!」
ですって?
ところが、残念ながら
そうもいかないのですよ;;;
なので、このまま話を続けますね。^^
わが家の場合、
オットとわたしは、
性格も考え方や価値観も
真逆ぐらい違うと
常日頃から感じています。
たとえば、
オットは、結論、結果が大事。
「その時になったら考える」という瞬発力派
丁寧に除菌をしたり、症状や病気になると
薬で症状を押さえたり対処療法が好き、
農薬や炭水化物などはあまり気にしない。
たとえ、
少々身体に負荷がかかったとしても
美味しいものは美味しいと感じることを最優先する感覚派
いっぽう、
わたしは、プロセスが大事
じっくり作戦を立てて進む過程大事派
普段から、できるだけ安心・安全で、
身体に負荷の少ない食べ物を選び、
菌や微生物とも共栄共存、
なるべく自然に任せて
極力、余計なことはしたくない、
なるべく身体に負担をかけたくない派
なんです。
話していても、お互いに、
優先するものや考え方や価値観、捉え方が
みごとに真逆と言っていいぐらい違うんです。
でも...
決してどちらが良い、
わるいではありません。
ですが、困ったことに、
そもそも持っている前提や
発想自体が違うので、
話している会話の内容が
時にズレてしまう。
なかなか思っていることの真意が
お互いに伝わりにくい部分がある。
お互いに真逆の選択や判断をする。
ということが起こりがちになります。
こう感じることってないですか?^^;
ではいったい、
どうしたらいいんでしょう???
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▼夫婦は、凸と凹
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もちろん、大前提に
男女の特性の違いについて
理解する必要はあると思います。
カウンセリングでも
お話を伺っていると、
だんなさんに対して
話がまったく噛み合わないと感じる。
だんなさんがなぜか、
急に怒りだしたり、キレだす。
自分の話は聴いてもらえないと感じる。
なので、伝えることをあきらめている。
(または、言い合いやけんかになる。)
だんなさんに否定されそうなので
だんなさんの意見は、無視して事を進める。
そんなふうに感じ、
行動していらっしゃる方が
とても多いと感じます。
そして...
わたしはある時、
お互いに真逆で
ないものを持っているからこそ、
相手を結婚相手やパートナーに
選んでいるのだということ。
生きていくうえで、
パートナーが持っているものは、
自分にも必要なものだということ。
だから、
両者の捉え方や生き方は
どちらも正解であり、
ちゃんと自分にとって
見合った相手を選んでいるのだ。
ということに気づいたんですね。
それぞれの捉え方や考え方は、
今まで生きてきた中で
培ってきたことや、
困難も乗り越えて来た
最善の方法なんだと思うんです。
だから、それぞれの正しさがあります。
でも、なぜお互いに
お互いの考えを否定してしまって
大切にできないのだろう???
【敵意帰属バイアス】
「……『そんなこと言ってないじゃん!』
という内容を曲解して、
責められたとか否定されたと思いがちな人は、
『理解力がない』ことや
『説明不足』が原因じゃなくて
【敵意帰属バイアス】というものが
働いていることが多々あります。
敵意帰属バイアスとは、
他人の言動にことさらに悪意があるように
感じることです。
たとえば、
ただぶつかっただけなのに
「わざとぶつかったに違いない!」
と被害妄想的に感じキレる人です。
以前のわたしは、
この敵意帰属バイアスが
オットに対してよく発動していました;;;
自分と違う意見を言われると
『否定された』と感じていたんですね。
これは、
わたしと父との間で
繰り返し起こっていたパターンと
まったく同じ感覚のものです。
だんなさんには、
子どもの頃のお父さんを投影しやすく、
奥さんには、
子どもの頃のお母さんを投影しやすい
ということがあります。
※投影とは、重ね合わせること。
そして、
理屈で相手をやり込めたい。
自分の正しさを証明したい!
↑ ↑ ↑
これをジャッジという。^^;
わたしには、そんな気持ちがあったと思います。
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▼自分の正論を押しつけると
上手くいかなくなる!
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だいたい、夫婦関係に限らず、
人間関係が上手くいかなくなる時は、
自分の考えが正しいという前提で、
それを相手に認めさせたい
わからせたいという気持ちが
心のどこかにある。
相手の考えを
ガンとして受け入れたくない
拒否したい気持ちがある。
相手を上から目線で見下している。
(または、相手に上から目線で
見下されているように感じる。)
このように感じる時ではないでしょうか?
これらの多くは、
子どもの頃に
両親との間で体験したことや
あんなに嫌だったり
なりたくなかった
両親にどこか似た相手を
パートナーに選んだり、
(真逆の人を選んだつもりなのに;)
自分が両親に似ることによって、
同じようなことを
相手を通して再体験しています。
そして、
ここで問題になるのは、
わたしの中にある
二元論的な世界観です。
敵意帰属バイアスは、
つまるところ自信のなさや
自己否定感から来るものです。
それプラス、
良いか悪いか
どっちが正しいのか、間違っているのか
0か100か
白か黒か
敵か味方か
このような
二元論的世界観を
持っている
ということがあります。
つまり、
中間やグレーがない。
話し合って
お互いに折り合うという発想がない。
ということが一番の問題点であり、
大切な人との
人間関係の悩みにつながっている
ということです。
あなたがもし、
大切な人と上手くいかないと感じるなら
このあたり、いかがでしょう?

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▼だから夫婦関係の悩みが、
子育ての悩みとつながっている理由
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夫婦関係が
上手くいかないと感じる時、
同時に、
子育ても上手くいかないと悩んでいる
ケースがほとんどです。
それは、なぜかと言うと、
気づかないうちに(無意識に)
お子さんにも自分の正しさを
押しつけてしまっていたり、
お子さんとよくよく相談しないで
ものごとを進めたり、決めてしまい
お子さんの気持ちや感情を無視する
状況を作ってしまっている。
という、
対、パートナーに対してしているのと
基本的に同じやり方を、
お子さんに対しても
無意識にしてしまっている
ということがあるからです。
とくに、対お子さんについては、
『お子さんのために良かれと疑わないでやっている』
ことがほとんどなので、
そのことに自分で気づくことはほぼありません;;;
自分自身も
ずっと子どもの頃から
両親との関係性を通して
慣れ親しんできた方法なので、
本当はあんなに嫌だったはずなのに、
あたり前になり過ぎていて
自分では気づくことができないんですね。
こういうコミュニケーションを取っている場合、
だんなさん(奥さん)に対しても
お子さんに対しても、
他人に対しても、
基本的に、
同じ心の姿勢を持ち、
同じような対応のしかたをしていると
考えて良いです。
(もしくは、イヤだった親と、
まったく真逆のやり方をしている場合もあります。)
だから子育てで悩む時、
同時に、夫婦関係でも悩むのは、
こういう理由からです。
二元論的捉え方の
土俵から下りる必要があるんです。
お子さんやパートナー、
家族、大切な人とは、
お互いの気持ちをしっかり聴いて
受け止めたうえで、
丁寧に考えや気持ちを伝え合い、
相談したうえで折り合いをつけたり
お互いウインウインの
ちょうど良い着地点を見つける。
ここが上手くできるようになると、
だんなさんとの関係性についても
同じように上手くいくようになります。
子どもの頃に
育った環境のなかで
おもに両親や養育者を通して
学んだ価値観や捉え方ややり方は、
しっかり無意識に刷り込まれていて、
自分でも気づかないうちに
相手を変えて繰り返しています。
それほど強固なものです。
なので、
こういうことに
もしピンと来られたなら,
ここでしなければいけないことは、
良いか悪いか
どっちが正しいのか、間違っているのか
0か100か
白か黒か
敵か味方か
この二元論的な
『0or100世界の土俵の上から
まずは、あなたご自身が降りると決める!』
ことが大切です。

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ヒントや参考になれば幸いです。
あなたとあなたの大切な方が、
いつもおしあわせでありますように。
ではでは、またー!
私の生い立ち~
子どもの不登校完全解決までのストーリーはこちら。
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