堂山物語 第111話 | エラー|Ameba(アメーバーブログ)

堂山物語 第111話

店で発生している謎の連続DVD紛失事件の調査を命じられた僕は

 

とりあえず酒井さんから近づきカウンター嬢の内情を探る事にした。

 

 

というものも僕も酒井さんは無いだろうと思っていた。

 

日頃から仕事でもよく一緒に倉庫で遊んでいたし

 

僕の部屋で

 

酒井さん 「班長!エビチリと卵焼き作ってよー」

 

と僕を飯炊き係にしていいたけど、ちゃんと千円くらいのお金を

 

材料費と言って僕に渡して帰る人だったので

 

金に困っていない → DVDパクってない

 

と僕は酒井さんを信用していた。

 

 

僕は信用したら結構ブチまける方なので酒井さんが

 

犯人だったら大失態だったけど決定的だったのは

 

僕と酒井さんが早番終わりで一緒に在庫確認し

 

その日の遅番でもののけ姫がいなくなったので

 

酒井さんはシロで、同時に僕は紛失日とカウンター嬢の

 

シフトを追っていくと社員の3人はシロと判明したが

 

アルバイトは鬼出勤メンツだったので完全シロが

 

割り出せなかった。

 

 

僕は酒井さんにカウンター嬢の内面など知ってる事を聞き出す。

 

後日、酒井さんが持ってきたルーズリーフに書かれたメモはこんな感じだった

 

ユリ長瀬

 

ナカ超真面目

 

マユミ楢崎

 

りさ色恋多

 

サチコ仏像

 

堂山 「あのー酒井さん?明らかに手抜きでしょ!このメモ!」

 

酒井さん 「なんでよ、ユリは長瀬と付き合っててナカちゃんは超真面目で」

 

堂山 「マユミが楢崎と付き合ってるうはミンナしってるでしょ!でこのりさ色恋多ってなんすか?」

 

酒井さん 「あの子は常に恋してないとアカンくてカドタ君に言い寄ったりかと思えばカシマ君にアタックしたり、可愛いよね?あの子」

 

堂山 「最後の仏像ってなんすか!?サチコしゃべらんから仏像ですか!?」

 

酒井さん 「正解!」

 

 

ほぼ、僕の知ってる事が書かれたメモを元に酒井さんに無駄なプレゼンが終わり

 

次の日の休みの日に久しぶりに中華時代の相方ヒロさんと

 

十三のねぎ焼きやまもとに行って、その後

 

生まれもって、無駄にヒキが強い僕は

 

この事件解決の糸口を一気にたぐりよせる事になる。