堂山物語 第110話 | エラー|Ameba(アメーバーブログ)

堂山物語 第110話

とある大手チェーンの異彩を放つメンツで構成された

店舗に入社して4ヶ月くらいたったら

僕は機械班と備品班を掛け持ちしていた。


機械班は木下さん(僕より3つ上)が班長で主に機械の配線や

ガラスやウェッジ球を管理していた。

当時はメーカー毎に配線が違い、おまけに接点、電圧の

配線の繋ぎ方の違いもあったので几帳面さが

もとめられる仕事だった。



備品班は電球やエアーや工具などを管理する仕事なのだが

カウンターの酒井さん(僕より3つ上)だけだったので

酒井さん 「班長!備品班もやってよ!」

といきなり班長にさせられ兼務する事になった。

酒井さんは、まぁまぁ可愛かったので押しに負けた事もある




高島マネ 「堂山ぁ!班長の命令は絶対やからチハル(酒井さん)になんでも言えよ!」


井上店長 「堂山!チハルに乳、揉ませろ!って言え!


柳川マネ 「おい!店長命令やぞ!」


僕は意外と、会社内での、色恋事には照れてしまうほうだったので


酒井さん 「はい、班長♪」


と酒井さんが僕の左手をおっぱいに押し付けて


井上店長 「おい!堂山!ええか?」


と聞かれたので


堂山 「まぁ普通です」


と言った瞬間に酒井さんにグーで殴られる


セクハラあり、パワハラありの事務所だった。



そんなお店で

とある早番が終わってから

事務所や倉庫をウダウダとしていて

柳川マネや高島マネに可愛がってもらっている事が

多かった僕は

事務所の机でPOPをハサミ切り切りしていた時に



井上店長 「おい堂山!お前は誰が犯人と思うねん!?」


といきなり最近、高額のDVDの誤差が頻繁に起きてる事件を振ってきた。


堂山 「ぇーと、客に万引きされてるんじゃないんですか?」


柳川マネ 「あんなぁ会社的には、そういう報告なってるけどな」


井上店長 「ほぼ100%カウンターの誰かがパクって客に盗られた事にしてるじゃ!ボケ!」


井上店長が被せ気味に言った。


僕の配属店はパチンコ360台スロット96台の中型店。


カウンターのメンツは

社員の酒井さん、前山さん、ゾッキー

バイトが ユリちゃん、ナカちゃん、マユミちゃん(ホール兼)、りさちゃん(ホール兼)、サチコ(ホール兼)

全員20代の8人で回していた。


井上店長 「おい!堂山!お前誰とヤったことあんねん!」


堂山  「やれるとしても酒井さんとユリちゃん以外は無理です」


柳川マネ 「お前の好みは聞いてへんねんw」


酒井さんの乳は揉んだことがあっても、皆が見てる前だったし・・・


井上店長 「お前、まずチハルに近づいて、この事件を調査しろ!」


堂山  「えっ、犯人探しを僕がするんですか?」


井上店長 「無事解決したらチハルとやっても良いから、絶対見つけろ!」


こうして僕は会社には内緒の

店舗の犯人が誰かわからない特殊任務を遂行する事になった