堂山物語 第104話 | エラー|Ameba(アメーバーブログ)

堂山物語 第104話

中華の仕事が休みの日に


モンスターを攻めたのは某チェーン店のとある店舗。


モンスターハウスが1BOX設置されていて


過去は看板コーナーだったんだろうなって感じだった。


堂山町を離れて約2年。


カワシマさん譲りの体感器と2個打ちで


モンスターに座るのも2年ぶりで、ちょっと緊張していた。


なんせ、隣には頼りになる兄貴文はおらず


店や他のプロとトラブルになって時には


すべて自分ひとりで対処しなければ、ならない。


モンスターハウスがズラッと並んだ島の真ん中に


打つ台を決める。


これはカワシマさんの鉄則で角だと店員や他の客も


立ち止まり易いので目立つからだ。


この日の投資額は記憶には無いが4万円以内に


確変を引いた事は確かだ。



僕のスタンスとして1日勝負出来る日でも4万まで


半日勝負の日は2万までと投資金額を決めていた。


モンスターの連チャンに置き換えると


1日勝負の日は、8連チャン。


半日の時は、たった4連チャンさせれば元だという理屈。


たしか10連チャンを超えた辺りから


僕の後ろを店員がうろちょろするようになった。


(うっとおしいな…)と思いつつもヒラ打ちにせず


2個打ちで攻めていた、その時!



店員 「お客様?」



キタ!



店員が声を掛けて来た!



僕はカワシマさんがそうであったように


それでも、2個打ちで店員の声に耳を傾ける。


急にハンドルから手を離す方が不自然だ。



店員 「お客様。恐れ入いりますが…」



ドックン!



ちょっと、僕はドキドキしていた。



このまま事務所とかに呼ばれるのかな?



この店員が注意するだけで終わるのかな?



出した玉は交換してくれるのかな?



いろんな妄想をしながら



堂山  「はい?」



すると店員が



店員  「お客様、固定遊技はお断りさせて頂いております」



マニュアルキタ――(゚∀゚)――!!



堂山  「す、す、すいません」



と言ってたら僕の台は確変を拾ったリーチが掛かったので


ハンドルの100円玉(←ジンクス)を落ち着いて外し


その日は都合、18連チャンして即ヤメして


復帰、第1戦を勝利で飾ったのだった。



この日、僕の攻めるリストに


マニュアル人間が多そうな店 と加えられた。



一応、自分の職場の近所だったので


復帰祝いも兼ねてアルバイト達に


ビアードパパのシュークリームを6千円分差し入れて


僕がシュークリーム好きと店で間違った認知をされた日でもあった。