翌日は、5時半起き
まだ夜が明けきらない空と海が綺麗。
朝ごはん求めて
港近くの、こじこじぱん。
お話ししてみたら、
神奈川からの移住者さんで
小値賀島が好きになり移住され
小値賀島唯一のパン屋さんを開業されたそう。

小値賀島のミニトマトは
甘くてジューシー。
ミニトマトにお塩とハーブだけで、ご馳走!
7時半発の町営船〝はまゆう〟
これに乗って野崎島へ。
30分ほど乗ると
無人島 野崎島へ到着。
野崎島は、1800年ごろ。
大村藩からの難を逃れた潜伏キリシタンが
住み着くようになったことが始まり。
1950年ごろには野崎 野首 舟森の3集落で
650人ほども暮らしていたが、
高度成長期の集団離村により急激に減少。
現在は無人島となっている。

赤土の大地 日本ではないみたい…
まるでサバンナのよう。
海から吹き付ける風により、
木々が曲がり、奇妙な風景に。
今は、400頭の鹿だけが暮らしている。
野首海岸
夏は海水浴も。
野崎島のちょうど真ん中あたり。
小高い丘の上に煉瓦造りの教会が。
ここは、旧野首教会。
舟森集落に住む17世帯が
大変貧しい暮らしをして費用を捻出し
力を合わせて作った教会だそう。
当時の費用で、およそ ¥3000
今で換算すると2億円ほどの価値があるとか。
それでも信者達は落成の日、
1円の不足もなく現金で支払ったそう。 

中はステンドグラスの素敵な教会。
撮影禁止なのが、残念…
旧野首教会を見ながら、お昼ご飯。
お弁当は
民泊のお母さんが持たせてくれた。
私のぶんまで…優しい>_<
一緒に来た友達は
小学生の頃から、今回で6.7回目の野崎島。
来るたび来るたび、
家々が朽ち果ててくのがわかる、と。

野崎島はもう無人島になってしまったけど
小値賀島も、
若い人の多くは島を出て、
いま住んでいるのは高齢者ばかり。
日本の10〜20年先のモデルと言われてるそう。




小値賀島3日目、島を出る日。
地元の方にオススメされた
古民家レストラン 藤松さんへ。



最後だし、
ちょっと贅沢にランチコース。
この旅でいちばん、お正月らしい!
お魚美味しい〜
楽しくて美味しい時間を過ごして
あっという間に13時…
フェリー太古のお迎えの時間。

私はお泊まりしてないのに
友達が泊まったお家の 
民泊のお母さんとお兄さんが
わざわざ港までお見送りに来てくれた!

どこの島も
島の人はあたたかい方が多いけど
小値賀島は、本当におもてなしの島で。
道を歩いてたら、挨拶。
どこ行くのー?
どこから来たのー?
何しに来たのー?何もない島よー、と。
早くから民泊をして
観光客を受け入れて来た歴史があるからかな?
すごくいい島だった…


戻ってきたい島が 
またひとつ増えた旅でした。