『あの頃の誰か/東野圭吾著』 | 内藤隼人の『謹慎生活』

『あの頃の誰か/東野圭吾著』



『あの頃の誰か』は東野圭吾さんの小説で様々な事情が有って未発表だった八編のミステリー短編小説を収録した光文社の文庫本です📕


未発表短編集では有りますが東野圭吾さんの名作『秘密』の原型となった『さよなら「お父さん」』をはじめとしてかなり面白い内容の一冊になっています📖✏️


『あの頃の誰か』の中で個人的に好きなのは『再生魔術の女』ですね🥰『再生魔術の女』のストーリーは主人公の根岸峰和と妻の千鶴が中尾章代と言う女性から赤ちゃんを斡旋して貰うシーンから始まります👶章代は望まずに生まれて来た赤ちゃんを子供が生まれない夫婦に斡旋する仕事をしていました👩‍⚕️妻の千鶴はすっかり赤ちゃんを気に入って先に帰ります🚖残った根岸に章代が話します👩実は章代は妹を交際相手に殺された過去が有ったのです…🩸😢犯人の交際相手が特定出来ないので妹の体内に残っていた精液を章代の卵子と結合させて章代自身が妊娠して生まれた子供が先程根岸と千鶴に託した赤ちゃんなのだと言います🤔実は章代の妹を殺した犯人の交際相手が根岸でした😵❗根岸は章代の話に激しいショックを受けて自殺してしまいます…🤣章代は根岸の自殺のニュースを聞いて妹の復讐を果たして満足します🈵📺️本当は赤ちゃんは章代と根岸の子供では無く女子高生が行きずりの男との間に出来た赤ちゃんを章代が利用したのでした🚼️…という話です🤗


東野圭吾さんの作品をミステリー小説好き・読書好きで未読の方には、是非、お薦めしたい《日本を代表する優れた推理小説家📚️》ですね😀