『赤目四十八瀧心中未遂/車谷長吉著』 | 内藤隼人の『謹慎生活』

『赤目四十八瀧心中未遂/車谷長吉著』



『赤目四十八瀧心中未遂』は1998年に直木賞を受賞した車谷長吉さんの代表的な長篇私小説です💐🏆️


『赤目四十八瀧心中未遂』のストーリーは主人公の「私」は東京の広告代理店に勤めていましたが、女にフラれ色々な事に自暴自棄になって会社を辞めて無一文になって尼崎に流れ着きます🚞👨‍🦲そして一日中四畳半のアパートの部屋でモツを串に刺す仕事に就きます🍢向かいの部屋には彫物師が住んでいて、私はその愛人で美人のアヤちゃんに惹かれます🥰ある日アヤちゃんが部屋に入って来て私はアヤちゃんと結ばれます👩‍❤️‍💋‍👨しかしアヤちゃんはヤクザの兄の借金のカタに博多の風俗店に行く事になります…🏩💴アヤちゃんはそれを拒んで「私を連れて逃げて❗」と言われ、二人は三重県名張市の赤目四十八瀧へと逃避行します🚌🤔二人は心中しようと赤目四十八瀧を散策しますが、結局二人は死に切れずにアヤちゃんは私を置いて博多へと旅立つのでした…というとても切ない話です💔🤣


『赤目四十八瀧心中未遂』は文芸雑誌の『文學界』で連載されていた車谷長吉さんの初めての長篇私小説でした📕🎵直木賞を受賞した事で本作以降は車谷長吉さんは専業作家になります✏️🤗


車谷長吉さんの作品を読書好きで未読の方には、是非、お薦めしたい《優れた私小説家📚️》ですね😀