『レキシントンの幽霊/村上春樹著』 | 内藤隼人の『謹慎生活』

『レキシントンの幽霊/村上春樹著』



『レキシントンの幽霊』は七編を収録している村上春樹さんの短編小説集です📕🎵


どの話も興味深いんですが個人的に印象に残ったのは『沈黙』です🤗ストーリーはある日僕が空港のラウンジで友人の大沢さんに「人を殴った事は有りますか❔」と聞きます👨‍💼大沢さんは中学二年生の時から三十一歳の今までボクシングをしていたからです🥊ここから大沢さんの長い回想シーンが描かれます✏️


僕が中学二年生の時に英語のテストでクラスで一番だった時に青木と言う同級生が「カンニングしたんだ😎」と噂を流したので、僕は生まれて初めて青木を殴ります✨👊そして高校三年生の時に同じクラスの松本が自殺します…😢僕はその時何故か警察に呼ばれ取り調べを受けます👮‍♂️その後クラスメートと教師の僕を見る目が一変して、僕は徹底的に無視される様になります…🤣この行為は青木が僕のデタラメな噂を流したせいでした😈そして僕は高校を卒業するまでその『沈黙』に耐えて卒業します🏫🌸僕が今でも夢に見る本当に怖い人間は青木の様な下劣な人間の言葉を無批判に信じてしまう人間達なんだ…と言って大沢さんの話は終わります☕😴


集団で虐められた事が一生のトラウマになった男を描いた何時もの村上春樹さんらしくないシビアでとても怖い話です🤔


村上春樹さんの作品を読書好きで未読の方には、是非、お薦めしたい《日本を代表する小説家📚️》ですね😀