『海峡の光/辻仁成著』 | 内藤隼人の『謹慎生活』

『海峡の光/辻仁成著』



辻仁成さんは『海峡の光』で1997年に芥川賞を受賞しています💐🏆️


『海峡の光』のストーリーは主人公の斉藤が働く函館少年刑務所に、かつて斉藤を陰湿な苛めを加えていた花井修が収監されて来る場面から始まります👨‍⚖️斉藤は小学生六年生の時の花井からの偽善に満ちた酷い苛めを想い出します…🤣翌年の一月に元号が平成に変わり新天皇の恩赦で花井は仮出獄になります🆕📆その時斉藤はかつて自分が花井から掛けられた言葉の「お前はお前の自分らしさを見つけて、強くならないと駄目だ✊」と声を掛けます🎵すると花井は「斉藤偉そうにするな、俺はここにずっと居たいのだ❗」と叫んで斎藤は殴られます💢👊そしてラストシーンは初夏のある日刑務所の花畑を手入れしている花井の姿を斎藤が見つめる場面で終わっています🌷…という話です🤔


『海峡の光』は辻仁成さんの美しい文体で、かつての苛めを受けた側と苛めを加えた側が逆転した立場を描いた名作長編小説です📖🤗


辻仁成さんの作品を読書好きで未読の方には、是非、お薦めしたい《優れた小説家📚️》ですね😀