『燃えつきた地図/安部公房著』 | 内藤隼人の『謹慎生活』

『燃えつきた地図/安部公房著』



安部公房さんは1993年に亡くなっていますが生前はノーベル文学賞の最有力候補者で、ノーベル文学賞選考委員長からは「亡くなっていなければ彼が受賞していただろう🏆️」と言われていた小説家です✏️🤗


『燃えつきた地図』はそんな安部公房さんの代表的な長編小説です📕ストーリーは興信所に勤める主人公の〈ぼく〉はある日「半年前に失踪した夫を探して欲しい👨」と依頼を受けます🕵️しかし依頼人の妻は何故かあまり協力的では有りません👩ぼくは失踪者を探して街に出ますが怪しげな関係者達は次々と死んで行きます…😢そしてぼくも失踪者を探している中で次第に自分の存在感を失くして行きます😵🏙️ラストシーンでは職を失い記憶さえも無くした主人公が都会の雑踏の中へと消えて行く🚶‍♂️…という話です🤣


この謎めいたラストシーンは、実は最初からぼく自身が失踪者本人だったとも解釈が出来るミステリアスな長編小説です🤔


安部公房さんの作品を読書好きで未読の方には、是非、お薦めしたい《優れた小説家📚️》ですね😀