『幻夢/藤沢周著』 | 内藤隼人の『謹慎生活』

『幻夢/藤沢周著』



自分は小説家では藤沢周さんが大好きなんですが、オードリーの若林正恭さんも大好きな小説家なんだそうです🧑‍🤝‍🧑💖


という訳で藤沢周さんの『幻夢』を再読しました📖🧏‍♂️『幻夢』は短編小説集で『文學界』に発表した小説が四つ、『オール讀物』に発覚した小説が四つの合計八つの短編小説が収録されています📕🎵その中でも特に優れた二つの短編小説を紹介します🤗


①『袋』 主人公で失業中の男が喫茶店で再就職の為の履歴書を書いている話です☕✏️男は向かいに座る少し年上の男がビニール袋を幾つも弄っているのが気になって履歴書を何枚も書き損じてしまいます✍️😵ただそれだけの話なんですが、シュールに描かれたとても良く出来た小説です🤔


②『形代』 小説家の「私」がカルチャーセンターで講師をしていた時代の教え子の阿沙美と言う女性と東京會舘で再会します🧏‍♀️🏢そして外に出た二人は雨が降っていて雨宿りしながら会話する話です☔こちらもそれだけの話なんですが、小説家の故郷の新潟県の川のイメージと阿沙美が艶っぽく描かれた良い話です🥰


藤沢周さんの作品を読書好きで未読の方には、是非、お薦めしたい《優れた小説家📚️》ですね😀