『雨滴は続く/西村賢太著』 | 内藤隼人の『謹慎生活』

『雨滴は続く/西村賢太著』



西村賢太さんの未完の遺作『雨滴は続く』を昨日読み終わりました✏️📕何と原稿用紙で千枚の厚い本なんですが、西村賢太さんの大ファンの自分にとっては非常に感慨深い読書体験でしたね…🤣


『雨滴は続く』の大まかなストーリーは主人公の北町貫多が同人雑誌に書いた短篇小説が初めて文學界に転載されるシーンに始まり、処女作となる『どうで死ぬ身の一踊り』が芥川賞の候補作に選ばれた事が決まったラストシーンで終わっています✉️…🤔


勿論小説以外にも西村賢太作品には欠かせない女性としてデリヘル嬢の川本那緒子、地方新聞記者の葛山久子との出逢いと別離もしっかり描かれています💔🥰


とにかく『雨滴は続く』では主人公の北町貫多が浮かれては落ち込み、怒っては謝るを繰り返す様をユーモアたっぷりに描かれています🤗


これで自分が西村賢太さんの書籍で読んでいないのは短篇小説集の『蝙蝠か燕か』だけになりました📖✨


西村賢太さんの作品を読書好きで未読の方には、是非、お薦めしたい《偉大な私小説作家📚️》ですね😀