佐々木喜善記念館

 

 

 

柳田國男の『遠野物語』の物語は、佐々木喜善が収集したものが元になっている。佐々木喜善は民話の収集のみならず座敷童やオシラサマなどの調査・研究も続け、作家活動もしており、宮沢賢治とも親交があった。

 

 

 

伝承園の中には他にも、内装も再現された曲がり家が建っている。

 

 

こちらで語り部による昔話を拝聴した。

 

 

おしら堂。

 

オシラサマ信仰は悲恋譚が元になっている。

 

昔、ある農家に美しい娘がおりました。娘はその家で飼っている馬に恋をしており、年頃になっても結婚しようとしません。娘はこの馬と夫婦になると言ってききません。

怒った父親はある日、その馬を桑の樹に吊るし上げ、首を撥ねて殺してしまいます。娘はそれを知ると死んだ馬の首にすがりついて泣きました。すると馬と娘は天に昇っていき、戻ってくることはありませんでした。そして馬と娘はオシラサマになりましたとさ。。

 

だいたいこんな感じの話である。