　ここは以前に紹介したキジ 1 の縄張りです。まだ無事であれば、そしてそんなに長く同じ場所を支配するかどうかは、私には分かりませんが・・・、あっ ! 現れました、あの地主ではない別の個体のようです。なぜ分かるかというと、あの地主はお洒落にもネックレスをしていました。この個体にそれはありません。

　二枚目の写真が以前のキジ 1 の写真です。微かに後頚部に白いラインがあります（拡大して見てください）。これは僅かでも高麗キジの血を引いていることを示しています。上の写真の別個体にはそれがありません。

地主のキジ ? （ 2年前の 4月）

　私の車の後ろに SUV車が止まりました。鳥友の車でした。「しまった ! 」、友人の車に気をとられている間に、別個体のキジは前方の少し小高くなっている所で、「ケーン・ケーン（鳴き声）、バタバタバタ（翼をばたつかせる）」→ 母衣打ち（ほろうち）= 縄張り宣言をしました。撮影し損ねてしまいました。「お前、そんなことして大丈夫か ? 怖い地主がやって来るかもしれないぞ」・・・10 秒もしないうちに地主はやって来たのでした。

　二羽は素早く動き回り、600 mm の望遠レンズではなかなかファインダーに捉え切れません。葦原の前で動きがゆっくりになり、睨み合いを始めました。

　さらに畑へ移動して睨み合いは続きます。地主と言っていますが、あの時の奴かどうかは定かではありません。右の個体の首筋に、ほんの僅かの首輪があるようにも見えます。この地主の目の鋭さ、かなり怖いです。

　　これから予想されるバトルを期待しましたが、鳥友が隣に来て三脚を広げ始め、一本目の足を広げてストッパーを止めた「パチッ」という音に二羽とも反応し、二本目の足のストッパーの音でサッといなくなってしまいました。

　　　　　　撮影場所　埼玉県さいたま市見沼区加田屋　　　　　CANON EOS 40D

　　　　　　　　　　　　　　　　　　見沼区片柳　　　　　　　　 EF600F4L IS USM

　　　　　　絞り優先 AE f5.6

キジ 2 縄張り争い