前回の続き・・・



 小学5年生になった4月に父の仕事の都合で俺の通う小学校にある一人の女の子が転校してきた。名前は愛美(めぐみ)という。

 俺の第一印象はというと・・・おっ、かわいらしい子だなぁと思いつつも当時の俺にはすでに気になる子が3人くらい。違うクラスということもあって愛美とは全く話すことはなかった。しかし、小学6年生の夏、修学旅行で登山することになる。ここで愛美と偶然にも同じ班に。しかし、すでに愛美には両思いの男の子がいるようだった。春樹(はるき)だ。春樹がおおっぴらに愛美が好きだと公言しており、愛美もまんざらでもなさそうでたちまち学年のうわさになっていたのである。

 しかし、さすが美少女愛美、何をするにも動作がたまらなくかわいらしい。今思うと男の子を狙っているのかとも思えるくらい男心をくすぐってくる。たちまち俺も気になりだした。もちろんみんなには内緒で。笑


しかし、俺は愛美を遠くから見るだけで何事もなく小学校を卒業した。幸い俺の小学校は中学校も付随しており、ほとんどみんなそのままエスカレーター式にあがっていく。小学校から含めると9年の付き合いということになるな。

そこであることが起こる。そう、入学式前に発表されたクラスでなんと愛美と同じクラスになる。その頃には少しずつ会話もするようになるが、他の女の子とする会話と何ら変わりはない。いわゆるふつーの会話をして喜ぶ日々だった。その頃には、春樹とのうわさもなくなり本格的に愛美が好きになっていた。・・・が、シャイな俺は当然口には出さなかった。


その間俺は2人の女の子に告白された。その二人の女の子は俺に対して猛アタックをしてくれた。が俺には他に好きな子がいるためもちろんオッケーすることはなかったが。しかし問題なのはその断り方。素直に他に好きな子がいるといえばいいのに、

「俺さぁ、恋愛とかに興味ないんだよね。」


とあっさり。かっこつけもいいところだ。


その言葉はたちまち学年に広がり、もちろん愛美を含め他の女の子にも陵って恋愛とかに興味ないらしいよーって伝わってしまった。




あとからこの言葉が大きな失敗を導いたことに気付く・・・・。