産地 揖斐川  
左右 42センチ
 
 
20年ほど前の或る日曜日
 
例によって揖斐川町の通称「高橋さんのお店」に行きましたらこの石がありました
 
 
例によって切りっぱなしです
 
 
水石、山水景石の底部切断という行いは
 
先ず風呂くらいの水槽内に石を無作為に60%位入れます
 
そしてその水槽に入れられたた石より上まで水をはります
 
 
その上に「切りたい石」を入れて
 
予め入れてあった石たちを動かし
 
水槽の水量を加減させながら水面で切りたい線を出します
 
この線に沿って大きい切断機で切ると言うのが職業的工場で行われている方式です
 
 
ところがこの設備を持っていないときは
 
手持ちのダイヤモンドカッターで切ります
 
 
どうやらこの敷島は手持ちのダイヤモンドカッター方式で切られたもののようでした
 
何たってヘンテコに曲がっていましたから~~
 
それにしましても逸品の風貌でしたので
 
金額は忘れてしまいましたが買って静岡県に走り
 
専門家に切り直しして戴き現在の姿になりました
 
 
この石は~この格好になるのに川に降りていなくって
 
全行程を山中で過ごしたもの~のようです
 
 
後に知ったことですが
 
川に降りていない石は「細かいところに泥が入っていないもの」だそうです
 
 
この【敷島】は
 
 
表面の細かい浸蝕を受けた穴に泥が詰まっていないのですから
 
山中での浸蝕のみでこの格好になったのです
 
 
奇怪な大自然の行いですね
 
 
敷島 フォーマル 空
 
 
敷島 フォーマル 空 モノクロ
 
 
敷島 カジュアル1
 
 
敷島 カジュアル1 モノクロ
 
 
敷島 カジュアル2
 
 
敷島 カジュアル2 モノクロ
 
 
敷島 カジュアル3
 
 
敷島 カジュアル3 モノクロ
 
 
敷島 カジュアル4
 
 
敷島 カジュアル4 モノクロ
 
 
敷島 カジュアル5
 
 
敷島 カジュアル5 モノクロ
 
 
敷島 カジュアル6
 
 
敷島 カジュアル6 モノクロ
 
 

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