元アメンバーさんから『東海生ならSEAくらいこなさなきゃ駄目。家は知らなくて途中から入ろうとしたら夏休みまで待たされた。』と強く勧めていただいたので塾で資料を頂こうとしたら門前払いされました。中一からは南女生・東海生しか入塾できないので資料は配布できないということでした。親子で塾の説明を聞き途中から子供は体験授業を受けにいったことがありますが、南女生・東海生の中で切磋琢磨していくということがどういうことか分かる集まりでした。同じ中学受験塾で優秀だった子達がいたようです。

 

子供が東進でもお世話になっていて説明会の案内があって夫婦で出掛けたことがあります。下手な鉄砲も数撃ちゃ当たるという内容の話でそそくさとお暇してきました。

 

子供が浪人した時にお世話になった駿台の父母会での話のメインはどれだけお金が用意できますかということでした。偏差値の低いところは学費が高いという厳しい現実、六年で卒業できない時の準備はされていますかという更に厳しい現実についても話していただけました。親に提示してもらった範囲の大学に合格したら『下宿代を考えていなかった』という理由で進学させてもらえなくておかしくなった子もいたという本当か嘘か分からないような話も聞きました。北や南や僻地ほど偏差値が下がると言いながら『旭川医に進学して絶望して帰ってきた子もいます』とも話されたりしました。大手予備校は授業の垂れ流しの塾なので本人が勉強しないとどうにもならない環境でした。

 

東大・京大・医学科を目指すと本人が勉強へのモチベーションを維持し志望大学・学部の合格点が取れるレベルまで勉強を仕上げるしかありません。中学受験に挑戦して難関中学に進学したり難関高校に進学するのはレベルの高い仲間と切磋琢磨する環境を整えるためです。東大に進学すると最低ラインが東大に合格した仲間と切磋琢磨して進振りがあります。医学部も大学によってレベルが違い、その大学の医学部の中で切磋琢磨していかないといけません。

 

中学受験は単なるステップだと聞くことが多いですがこの地域では南女・東海・滝に合格できないと東大・京大・医学科は厳しいというのが現実です。中学受験に挑戦すること自体に価値があるというのも真実ですが、東大・京大・医学科を目指して中学受験に挑戦し南女・東海・滝を目指して個人指導塾やプロ家庭教師を追加した家庭に対して志望校に合格させられなかった輩が口にして良い台詞ではありません。

 

 

追記

 

国公立医学科の合格人数日本一の東海高校でも合格率は三割弱で私立医学科も入れて三割に届くくらいです。灘高校でも四割と聞いていますし関東の難関高校は東大志向が強いので医学部の合格率は下がるそうです。医学科の合格率が50%を超える高校はありません。無試験で塾生を集めて医学部合格率50%超えを誇る医進予備校の合格実績はどこから計算されているのか不思議です。東海生は『あんなところに行って医学部に合格する奴はいない』という理由で医進予備校に関わることはないそうです。多浪して本人のメンタルが崩壊して家庭にも居場所がなくなって潜り込む子はいるかもしれませんが直接は知りません。

一般入試で現役で医学部の合格を目指すと高二までに高校課程の全範囲を終えておく必要があります(そういうカリキュラムの高校出身でもそれなりに優秀な子でないと医学部には届きませんしそうでない高校出身で自学自習で勉強を仕上げるのはほぼ不可能です)。推薦狙いなら内申が基準を満たしていないと受験もできませんから無選抜で塾生を集めていては結果は出せません。塾生が多浪生ばかり(推薦はうけられません)で合格実績は推薦ばかりでも平気で宣伝できるところなら大丈夫でしょうが。