子供が中高でお世話になった塾は大学受験用の勉強をするための塾でした。

 

英数の先取りがメインでしたが物理も有名でした(物理だけ受講させてほしいと希望する子もいました)。

 

授業の垂れ流しをする塾ですが希望者は名医か名士医の学生の個別指導が受けられました。

 

国公立の二次や最難関私大・学部の受験に必要な内容を勉強していました。

 

学校の勉強で困っている子の成績を引き上げてくれる塾ではありません(中一中二は深海魚で中三から成績が急上昇して現役で旧帝医に進学した子もいましたが塾のお陰ではなく本人が勉強した結果です)。

 

センター試験の時に『最低830それ以上とれるだけとってきなさい。』と指導されたようですが、センター試験の具体的な対策や指導は一切なかったそうです。

 

 

子供は衛星授業で有名なところで名医の学生さんでチューターのバイトをしていた先生にお世話になっていました。

 

河合塾や駿台のマーク模試の結果をサッと見て『もう少し数学で得点できないと厳しいかな。チャートは何回くらい回した?』と訊かれて答えたら『それじゃぁ足りないから夏休みまでに三回は回して』と具体的に指示されたそうです。夏休み以降に“そんなことをしている時間はない”という理由もあったそうです。

 

難関大学・学部を目指す子は学校や塾でも結果をだしています。学校でも大手塾でも授業の垂れ流しをしているだけなので自律的に勉強できないと一定の水準以上の結果はだせません。

 

浪人した時に大手予備校のお世話になりました。相変わらずの授業の垂れ流しだけでしたが大量のデータに基づいて進路指導をしていただけました。

 

自分の立ち位置(偏差値)で合格が狙える大学・学部を明確にしてもらえましたし、自分の立ち位置では過去に一人も合格できていない大学・学部も明確にしてもらえました。

 

授業は垂れ流すだけなので志望大学・志望学部の合格が狙えるところまで引き上げてもらえることはありませんでした。

 

どうしても医学部に進学してほしいという“親の強い希望”があると大手予備校に見切りをつけることもあります。

 

とても医学部の合格が狙えない状況で高校を卒業していたり浪人させてもとても合格が狙える偏差値に届いていない状況でも医学部進学が諦められないと“自ら詐欺師に近付いていってしまう”ことも。。。