「プラスチックごみ」に関する問題  藤嶺学園藤沢中学校(2021年) | 恋する中学受験 ~大学受験を見据えた中学受験~

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今日は、 藤嶺学園藤沢中学校(2021年)で出題された「プラスチックごみ」に関する問題を紹介します。

 

親子で挑戦してみてください!

 

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昨年の7月1日から日本ではレジぶくろの有料化が始まりました。


これはプラスチックごみを減らすための取り組みのひとつです。以前プラスチックごみは,外国で処理をしてもらっていました。

 

しかし,プラスチックごみが日本から持ちこまれていた国々も処理ができなくなってしまったために,日本国内で処理せざるを得なくなってしまったのです。
 

日本国内でのプラスチックごみの処理は主にサーマルリサイクルといって,プラスチックをペレットという小さなつぶにして,石油や石炭の代わりに燃料として使うものです。


つぎの(1)~(6)の文の空らんに当てはまる語句を,あとのア・イから選び,記号で答えなさい。

(1) プラスチックは燃やすと二酸化炭素が出る。この記述は(  )。

ア:正しい  イ:誤り



(2) ペットボトルなどのプラスチックは,び生物によって分解されやすい。この記述は(  )。

ア:正しい  イ:誤り




(3) レジぶくろに使われているプラスチックは主にポリエチレンというものです。これはペットボトルに使われているプラスチックと同じものです。この記述は(  )。

ア:正しい  イ:誤り



(4) 最近,ニュースなどで耳にするマイクロプラスチックはプラスチックとは別のものである。
この記述は(  )。

ア:正しい  イ:誤り



(5) ペットボトルのキャップとボトルは異なる種類のプラスチックである。この記述は(  )。

ア:正しい  イ:誤り



(6) ペットボトルに熱を加えるとやわらかくなり,変形する。この記述は(  )。

ア:正しい  イ:誤り
 

 

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(1):ア

プラスチックは,主に炭素と水素からなる高分子化合物です。

炭素と水素のみからなるプラスチックを完全燃焼させると,二酸化炭素と水が発生します。


(2):イ

プラスチックは人類が生成した化合物であり,び生物によって分解されにくく,人間が焼却処分しない限り,何年も分解されずに自然環境中に残ってしまいます。



(3):イ

レジぶくろに使われているプラスチックは,主にポリエチレンですが,ペットボトル本体に使われているプラスチックは,ポリエチレンテレフタレートで異なります。



(4):イ

マイクロプラスチックとは,5㎜以下の微細なプラスチック粒子のことを指します。
プラスチックが波や紫外線などによって,細かく砕かれたものなので,同じ種類のプラスチックです。


(5):ア


ペットボトルは,ボトル本体がPET樹脂(ポリエチレンテレフタレート),キャップがPP(ポリプロプレンなど),ラベルがPS(ポリスチレンなど)と様々な素材で作られています。



(6):ア


プラスチックのペットボトルに熱を加えるとやわらかくなり,変形します。
ただし,プラスチックでも熱を加えてもやわらなくならないものもあります。

 

 

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