■時計算とは
時計算とは,短針と長針が示す時刻の角度や,重なったり,一直線になったり,ある角度のときの時刻を求める問題をいいます。
■長針と短針が動く角度
長針……
1時間(60分)で360度(1周)進む。
→1分間に進む角度は,360÷60=6(度)
短針……
12時間(60分×12=720分)で360°(1周)進む。
→1分間に進む角度は,360÷720=0.5(度)
これより,1分間で長針が短針に対して,6-0.5=5.5(度)ずつ追いついていくので,旅人算の「追いつく場合」と同じ考えで解くことができます。
■時計算の出題タイプ
時計算の出題タイプは,大きく分けると次の4つの場合があります。
Ⅰ.ある時刻に長針と短針が示す角度を求めるタイプ
Ⅱ.長針と短針が重なる時刻を求めるタイプ
Ⅲ.長針と短針が一直線になる時刻を求めるタイプ
Ⅳ.長針と短針がある角度になるときの時刻を求めるタイプ
★解法の1つである
「短針をとめて考える解法」
について解説します。
☆例えば,3時10分のときの長針と短針の間の小さい方の角度を求める場合。
まずは,求める時間から近い正時(※正時…1時ちょうど,2時ちょうどなどのように, 分・秒のつかない時刻。)のときの角度を求めます。
この場合は3時。
求める3時10分のときの長針と短針の間の小さい方の角度は,
90-55=35(度) ……(答え)
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