カズキの家の駐車場は家の裏にあり高校からの帰り道に面しており、コンビニも近い。車道から死角になって教師たちも発見しづらいため、高校生にとっては絶好のたまり場だった。

カズキ自身高校生のころは友人とよくこの場所で暗くなるまで時間を潰していた。

二人は駐車場に向かった。

カズキはとくに何を持っていくわけでもなく、財布とケータイを持ち、トシヤはその二つと何気なく車のキーを持っていった。トシヤはカズキの家に車で来ており、例の駐車場に駐車していたのだ。

駐車場に着くと女子高生が三人地べたに我が物顔で座り、かばんの上に菓子を広げおしゃべりをしていた。最近はこの三人が特にここにたむろしているようで、菓子の包み紙などのゴミが放置され迷惑していた。幸いトシヤの車にはなにもされていないが、カズキの車には何度かいたずらをされた。しかし、はっきりした証拠がなかったため注意しても反撃を食らったことがあった。警察に相談したがとくに何をしてくれるわけでもなく、

「パトロールの際に注意しておきます」

だそうで、解決することがなかった。

二人が駐車場に来たのに気が付いたのか、三人が二人を見た。

「あんたたち何なの?」

トシヤとカズキは先制攻撃を受けた。

「ここ俺の家の駐車場なんだけど……」

「何。なんか文句あんの?」

三人が立ち上がる。

女子高生はゆっくりと二人に近づいてきた。


続く