アスリートにとってメンタルとは、技術や身体と並ぶ重要な要素といえる。
そのため多くのアスリートが、メンタルトレーニングや精神検査を練習メニューに取り込む時代となった昨今、私はふと思ったことがある。
一流アスリートが試合の中で自分の力を完璧に発揮できるメンタルとはどのような状態なのであろうか?
私はとある大学のスポーツメンタルに詳しい教授Y氏に話を聞きに向かった。
Y氏の答えは予想に違わぬものであった。
「選手1人1人によって違う。」
もちろんその通りではあると思います。
しかし、何か共通する部分はあるのではないでしょうか?
「確かに、いくつか共通する点はありますよ。
その一つが精神構造です。」
精神構造とは、文字通り精神の組み立てである。
それこそ人それぞれなのでは?
「もちろんその通りですが、いくつかのパターンに分類することができます。」
パターンですか?
「はい。
例えば、彼女のため、愛する妻のために試合に勝ちたい。と思っている選手がいるとします。その選手がもし試合で力を発揮できたなら、その人は戦闘モードと恋愛モードがリンクしているか、もしくは同じベクトルにある事がわかります。
その選手が力を発揮できなかったなら、戦闘モードと恋愛モードが対立している、更には真逆にある可能性もありますよ。」
なるほど。
何を目的に試合に臨むかによって、そのパターンがわかるわけですね?
「そういうことになりますね。」
確かに、私の身近にも恋愛のためにスポーツする友達、ギャンブルのような一瞬のスリルを楽しむためにスポーツする友達がいました。
それを高いレベルでこなすのがプロのアスリートであると?
「まさにその通りです。これはアメリカやイギリスでは既に実証されていて、実際にアスリートにベストなパターンを紹介するトレーニングも行われています。」
更にY氏はこう続けた。
「自分にとって一番力を発揮できる状態を自覚できれば、自ずと結果に現れてくるはずです。
君も、何か気づいたら教えてください。
研究材料にさせてもらいますよ(笑)」
アスリートとメンタルの関係は思った以上に身近に感じられるように思えた。
自分自身で図解しでみるのも、感情の位置関係を理解する一つの手段であろうか。
いずれにしても、アスリートとメンタルには深い関わりがあることは事実である。
読者の皆様も、一度意識してみてはいかがだろうか。
written by HAPPY


