空を見上げれば・・・

空を見上げれば・・・

空の日常を書いていきまぁ~すぅ~★ミ

こんにちは^^

ブログは2度目ですが、がんばってかいていきますぅ^^

よろしくね★ミ

Amebaでブログを始めよう!


 恋空で今日は、第5章の途中で書くのをやめてしまいましたが、今日は第6章は書きません。第6章を楽しみにしてた人はすいません(。>0<。)
次回、第6章を書かせてもらいます(-。-;)

<お知らせ>

・次回、<第6章>「二人の場所」


「お~いいけど」


「俺もまぜろよ!」


ヒロとノゾムも
ひそひそと話している。


「ヒロ君はー美嘉のどんなところが好きですかぁ?!」

微妙な質問を投げ掛けるアヤ。


その答えが聞きたくて、息を止めて耳をすませた


「そんなの、もったいなくて言えねーなー」


「え~いいじゃん♪教えてぇ~♪」


「こいつ入学した時から美嘉狙いだったんだぜ」

話に割り込むノゾム。


「マジで~!?」


「ノゾム、てめぇ…」


「痛ぇ!すまんすまん」

姿は見えないけど、
おそらくヒロがノゾムに蹴りをいれたのだろう…。


「ヒロ君浮気したことないの?」


「ねぇよ。俺意外と一途だから!」


「昔はひどかったけどな今は美嘉命だろ?」


「あたりめぇ~だろ」

ノゾムの問いに
ヒロは大きめの声で答えた。


「美嘉を幸せにしてあげてね♪泣かしたら許さないから!ってか結婚するの?」


「する!お前らも仲良くな。ってか近いうちびっくりする報告あっから。俺も学校やめるしー」


「学校やめんの?なんでだよ!俺寂しいわ」


「まだ言わねぇ。でもいい話だから楽しみにな」


こんな会話を聞きながら眠りについた。
カーテンの隙間から漏れる眩しい光で目が覚めた


今何時…??


その時
唇に何かが近づいて来る気配を感じた。


唇が軽く触れ合う。


ヒロ…??


何度も何度も
キスをしてくる。


軽いキス。


「う~ん…」


隣で
声が聞こえた。


今の声はヒロの声。


なんで??
だって今ヒロは美嘉にキスしてるから、
声なんて聞こえるはずないし…

じゃあ美嘉は今誰とキスしてるの??


そっと薄目を開ける。





…ノゾム??


確かにノゾムだ。


なんでノゾムが美嘉にキスしてるの?
酔ってアヤと勘違いしてるのかな??


頭の中は大パニック。


この状況を
誰かに見られたらまずい


寝返りをうつフリをして唇を離し横を向いた。


やはり横では
ヒロが寝息をたてて寝ている。


ノゾムはそのままベッドに戻り、
再び眠りについたみたいだった。



美嘉とアヤを
勘違いしただけだよね…




いつの間にか眠りにつき起きた時はすでに昼。



「おっはぁ♪」


化粧は落ち
つけまつげはずれて大変な状態のアヤ。


「おは…うわっ、お前マジやばいって!妖怪…」


ノゾムがアヤの顔を見て
後ずさりした。

「うっさいからぁ!」


「嘘~♪」


アヤとノゾムは起きたばかりだと言うのに元気だ。


やっぱり仲良し…。


そんな二人を見て
思ったことはただ一つ。



昨日のキスは、
間違いだね。
ノゾムはアヤと美嘉を間違えたんだ。
ノゾム覚えてないみたいだし忘れよう…。



「おはよー美嘉」


背後から挨拶をするヒロ

なんとなく罪悪感…。



「おはよっ。あ、ヒロ寝癖すごいよぉ~!!」


「うるせーよ!」


ヒロは後ろから腕を回し首をしめてきた。


「ギブギブ!!ごめんちゃ~い!!」



幸せの絶頂期だった。


ずっとこの幸せが続けばいいな。
そう思っていたのに…。



「………お腹…痛い…」

突然襲った強い腹痛で、美嘉はその場に倒れ込んだ。


「えっ!?大丈夫?」


美嘉のそばに座り、
大声をあげるアヤ。


「お腹…痛い………」


「ノゾム、車出せるか?」


ヒロは美嘉を抱きかかえながら冷静に言う。



「無免許でいいなら親父の車出すから」


ノゾムは部屋のドアを勢いよく開け、
車の鍵をとりに階段を駆け降りた。



ヒロに抱きかかえられたまま、
遠くなっていく意識の中車に運ばれた。
ノゾムは不慣れた手つきでエンジンをかけ
車を動かす。


助手席に乗っているアヤが振り向いた。


「もうすぐ着くから頑張って!」


ヒロは横になってる美嘉のお腹をさすり、
手を力強く握る。


「美嘉、大丈夫だから。病院行ったらすぐ治るからな。心配すんな」


「…うん…」


「何科の病院?!」


ノゾムの問いにアヤは興奮状態で答える。


「腹痛は~内科!」


ヒロは繋いだ手をさらに強く握り
静かに呟いた。


「…産婦人科」


車内は
一瞬沈黙になる。


アヤが再び振り返り
小声で問う。


「美嘉…もしかして妊娠してるの?」


ゆっくり頷くヒロ。


「ばかぁ~なんで言ってくれなかったの!?相談のったのに…あたし誰にも言ったりしないよ…」


アヤは
泣き出してしまった。



「俺、絶対誰にも言わねぇから。すぐそこの産婦人科に車止めっから」


ノゾムは近くの産婦人科に車をとめ、
美嘉はヒロに抱きかかえられたまま病院に運ばれた。


しかし保険証がない…。家に置いたままだ。


アヤは美嘉の親に電話をかけ、
状況と病院の場所を細かく伝えている。


緊迫した空気の中
繋いだ手は次第に汗ばんでゆく…。

しばら経ち
お母さんが息切れをしながら病院にやってきた。

「心配したんだよ…」


ポツリと呟き、
保険証を持って受付をする。


受付を済ませると、
すぐに診察室へと呼ばれた。



「美嘉、大丈夫だから。頑張れな。」


「うん、いってくる…」


握り合って汗ばんでいた二人の手は、
いともあっさり離されてしまった。



妊娠をしているということ。

産みたいということ。

腹痛があるということ。

女の医者に事細かに説明する。


医者に診察台に連れて行かれ、
前に一度やったことがあるようパンツを脱ぎ、
腰から下にカーテンがかけられている診察台に足を乗せた。


冷たい器具が、
子宮に入っていく。


痛い…
痛いよ…。


診察台の横にはまたモニターがあり、
じっとそのモニターを見つめていた。





見えた。


赤ちゃん。

前も見た、
赤ちゃん。

見えたよ。

相変わらず
ちっちゃいね。


ポケットに入ったままの昨日ヒロからもらった黄色い毛糸の手袋を取り出し、
両手で握りしめた。



でも、
でもね…
気付いてしまったんだ。

ちっちゃい手も
足も
頭も


動いていないことを…。

診察を終え、
診察室へと戻る。


イスに座り、
とてつもなく不安な気持ちのまま医者の言葉を待た。


どうか、
どうか悪い結果ではありませんように…。


医者は
静かに話し始める。





「残念ですが…
流産です。」


「……え」


視界がぼやけて
見えた。


医者は続ける。


「赤ちゃんは、2~3日前に亡くなっています。2~3日前に誰かに殴られたとか、転んだとかなかったかな?」





2~3日前…


もしかしてヒロの元カノが学校に来て、

それで写真の取り合いになって


肩をおされた。


しりもちをついた。

…その時?



医者はお母さんを診察室に呼び出し
流産を告げた。


流産…流産て何?
どういう意味?
赤ちゃんどうなったの?わからないよ…


その日のうちに緊急入院をすることになった。


今日はクリスマス。

街はキラキラしたイルミネーションの中
カップルでにぎわっている。


美嘉も今頃
ヒロと楽しく過ごしているはずだった。



それなのに

流産?

緊急入院??

何が起きたか
よくわからない。


診察室を出て
ヒロ達から見えない場所にあるイスにもたれかかった。
しばらくして看護士に呼ばれ、
階段で二階に上がり奥のほうの病室に案内された


パジャマのような服に着替えさせられ、
5つあるうちの1番窓側のベッドに横になる。



「何かあればボタン押して下さいね!」


病室から出て行こうとする看護士を引き止める。


「……流産って何ですか??」



看護士は悲しげな表情で流産について説明をしてくれた。



「胎児が子宮内で死んでしまって妊娠が継続できなくなることです…」



胎児が
子宮内で
死ぬ…??



赤ちゃん、
死んじゃったの??


だってつい最近まで
生きてたよ??


へその緒から栄養を摂って、
小さい指が動いていたんだよ…??





病室に
お母さんがやって来た。


「今からお父さんとお姉ちゃんに伝えてくるから…」


そう言い残し、
去っていった。



一人で窓の外をボーっと見ていた時、
病室のドアが開く音が聞こえて振り向く。



アヤとノゾムだ。


二人はお花を持って、
お見舞いに来てくれたみたい。


アヤの目は
すごく腫れている。



「お母さんから聞いたよ…美嘉、辛いけどあたし美嘉のそばにいるから」

「俺絶対誰にも言わねぇしアヤが言う通り俺らがそばにいっから」


ノゾムとアヤは
励ましの言葉をくれる。


「ん……ありがとね」


無理に笑うことしか
出来ない。



まだ信じられないよ。


だってまだお腹に赤ちゃんいるんだよ??

なんで動かないの??






ねぇ…
ずっと気付かないふりしてたけど、

ヒロがいないよね。




「…ヒロ…は??」



目を合わせて気まずそうな顔をする二人。



「ヒロ君美嘉のお母さんから流産したって聞いた時走ってどっかに行っちゃったの…」


「俺追い掛けたけど、追い付けなくて…」



「そっかぁ………」




ヒロも辛いよね。
赤ちゃんすごい楽しみにしてたもんね…。



その時


♪ブーブーブー♪


枕の下に置いてあった
PHSのバイブが鳴った。


ヒロかも…。


枕の下に手を入れる。



【受信メール1件】


震える手で
受信BOXを開く。




…地元の友達から。


がっかりしながらふとPHSの裏側を見た時
昨日四人でとったプリクラが貼ってあることに気付いた。


この時はもう赤ちゃん動いてなかったのかな。
昨日まであんなに楽しかったのに…。
「もう大丈夫だから、ありがとねっ!!」


アヤとノゾムにお礼を言い、玄関まで見送った。


二人と入れ違うかのようにお姉ちゃんとお父さんがお見舞いに来た。



二個上のお姉ちゃんはいつも学校やバイトが
忙しそう。


お姉ちゃんとは姉妹と言うより仲のいい友達みたいで、
今回の妊娠のことも何度か相談しようと迷ったけれど結局話せなかった。

お姉ちゃんは美嘉が退屈しないようにと
お菓子やマンガを買って来てくれた。



プチ家出をしてしまった手前、
お父さんの顔が見れない


親を裏切ったから
バチが当たったのかな。


布団を深くかぶり、
窓のほうを向く美嘉。


お父さんは何も言わずに布団の中から美嘉の手をそっと取り出し
両手で包むようにして握った。


そっぽを向いていたからわからないけれど、
きっと…泣いている。


だってね、
握った手が震えていたから…。


お父さんお母さん
言うこと聞かずに勝手なことしてごめんね。


お姉ちゃん、
いつも1番に相談してたのに話せなくてごめんね


美嘉が、
美嘉がもっと強かったら肩を押されたくらいでシリモチついたりはしなかったのかな。

赤ちゃん助かったかな・・・

夜になり面会時間も終わる頃、
お父さんとお母さんとお姉ちゃんは心配そうな顔をしたまま家へと帰って行った。


ヒロは結局
来なかった。

連絡もない。


ヒロは美嘉がピンチの時に助けに来てくれる
スーパーマンなのに…。


不安な時はずっと手を繋いでいてくれたよね。

おかしいな。


病院の夕食に手をつけず窓の外をじっと眺めていた。


雪が降っている。


昨日指輪をプレゼントしてくれて、
外でマフラーを巻いてくれたね。


「赤ちゃんに」って
黄色い手袋を買ってくれてた。


昨日の出来事なのに、
昔のことのよう…。


ヒロのことを考えると胸がぎゅっと締め付けられて、
それと同時にお腹がズキッと痛む。


ヒロ…
ヒロに会いたいよ。


いつもの笑顔で
「産んで」って言ってほしいよ。


「大丈夫だから頑張れ」って言ってほしい…。


赤ちゃんはどうなっちゃうの??
一人じゃ不安だよ…。


ひんやりと冷たい布団にくるまり、
窓の外を見つめながらヒロを待っていた。





気付けば朝。


ベッドの周りに、
昨日は無かったはずのカーテンがかけられている


まわりがとても
ざわついている。

カーテンを開けて入って来る看護士。


「まわりうるさくてごめんね。みんな今日手術予定の人達なんだよ!」


そう言って慣れた手つきでお尻に注射を打ち、
点滴をさしていなくなった。



手術って、
中絶手術??

美嘉…
中絶なんてしたくない。

産みたいよ…。


この病室で産みたいのに産めなくなった人って、何人いるのかな…??


隣のベッドからは、
カップルの楽しそうな笑い声さえ聞こえてくる。

どうして
笑っていられるの??

一人の命がもうすぐ絶たれようとしてるんだよ?


あんな小さい体で一生懸命生きていて、

いつか明るい光見る事を夢見て頑張ってるのに…


産めない理由は人それぞれだからしかたないね。

でも
美嘉は笑えない…。


例えヒロがここにいたとしても笑ってない。





看護士が
再びカーテンを開けた。


「手術室へ移動しますよ~。」


心の準備が出来ていないまま、
タンカに乗せられる。


枕元に置いておいたヒロからもらった手袋を持って行こうと手を伸ばしたが、
結局あと少しというところで届かないまま手術室まで運ばれてしまった。


美嘉は
一人ぼっちだ…。

薄暗い電灯に
手術台を囲む二人の看護士。


手術台に乗せられ、
パンツを脱がされる。

手足をベルトみたいなものできつく固定された。

レイプで手足を押さえ付けられた時の記憶がよみがえる。


これから始まる手術の不安が押し寄せ、
体は震えていた。



逃げたくても
もう逃げられない。


看護士は
腕にチクッと注射を打った。


「目を閉じてゆっくり3秒を数えて下さいね。1‥2‥3」


意識が
なくなってゆく…。





夢を見ていた。


ヒロが赤ちゃんを優しく抱いていて、
ヒロも赤ちゃんも幸せそうに笑っている。


美嘉はなぜかそんな二人を遠い場所から
見ていた。


そんな夢…。





眩しい太陽の光で
目が覚める。


気が付くと、
目からは涙がこぼれ落ちていた。


ガバッと勢いよく起き上がろうとしたけれど
まだ麻酔が切れていなかったようでベッドに倒れこんだ。


「大丈夫?」


お母さんが
美嘉を抱き起こす。


「お母さん…」


「手術無事成功したよ。お父さん仕事でお姉ちゃん学校あるから…みんな心配してたよ!」



ズキッと痛むお腹。


そう言えば手術して…
それで赤ちゃん…

「お母さん…ヒロは………??」


重い体を支えながら
か細い声で小さな望みを託す。


黙り込むお母さん。
それは悲しい結果を表している。


ヒロ…来てくれなかったんだ。
嫌われちゃったかな…。


「もう少しで麻酔さめると思うから、それまで寝てなさい」


お母さんに優しく布団をかけられ、
そのまま眠りについた。



目が覚めたのは夕方。

麻酔は
すっかり切れている。


服に着替え直し、
病院を出る準備を始めた


まだ少しだけ出血していたので、
トイレに駆け込みパンツにナプキンをつける。


お母さんに支えられながら、
看護士に挨拶をして病院を出た。



眩しい夕日に目を
手で覆ったその時…



「……ヒロ」


病院の玄関前に
ヒロが立っている。



「先帰るから何かあったら電話しなさいよ。ちゃんと家に帰っておいで、待ってるからね!」


気をきかせてくれたのかお母さんは帰って行った



「ヒロ…!!」


痛むお腹をおさえながらヒロがいる場所まで走りヒロが着ているコートのそでを強く引っ張った。


「なんで来てくれなかったの??美嘉一人で寂しかった…怖かったよ…」

立ち尽くしたまま
ヒロの手を握る。


氷のように冷たい。


背伸びをして
ほっぺを両手で触る。

やっぱり冷たい…。


頭にはたくさん雪が積もっている。



「どうしたの?なんでこんなに手もほっぺも冷たいの??」


ヒロは遠くを見つめながら話し始めた。


「ずっと
お祈りしてた…」


「…お祈り??」


右手を前に出し、
グーに握りしめていた指をゆっくり開くヒロ。



ヒロが握っていたのは、小さなお守り。


【安産】


と書かれている。



ずっと握っていたのか、ヒロの汗で少ししめっていた。



「ずっと神社でお祈りしてた…俺と美嘉の赤ちゃんが、助かるように…ずっとお祈りしてた…」



美嘉は
その場で泣き崩れた。

我慢していた涙が
一気に溢れ出る。



「ヒロ、もう赤ちゃんはいないの。美嘉のお腹に赤ちゃんはもういないんだよ…」


ヒロの手からは
安産のお守りがポトリと落ちた。


雪の上に座り込む。



もう
赤ちゃんはいない…。


わかってた。
だけど…。


例え生きていなくても…

ずっとお腹の中にいて欲しかった。


二人の赤ちゃん。


ずっと一緒に…。


座り込み
美嘉の体を強く抱きしめるヒロ。


落ちた涙が
雪を溶かす。



二人は抱き合ったまま、子供みたいに声をあげて泣いた。


地面に落ちた安産のお守りの上にはいつしか雪が降り積もり、
だんだん見えなくなっていく…。






涙も渇き落ち着いてきた頃…


「やべ…美嘉のコートに鼻水たくさんついちゃった」


涙と鼻水でぐじゅぐじゅの顔を見合わせる二人。


「俺かっこわりぃな」


「ヒロっ鼻水すごいよ!!」


「お前も出てんぞ~鼻水!」


お互いの鼻水を指で拭きながら二人はクスッと笑い
大粒の雪が降るなか手を繋いで家へと帰った。


ヒロとの絆が深くなった…そんな日だった。




それからしばらくは家で安静にして、
ヒロは毎日お菓子を持って会いに来てくれた。


ヒロのお父さんやお母さんも美嘉の家に来て、
親同士で話し合いをしているみたいだった。


アヤ・ノゾム・ヒロのお姉ちゃんのエリさんは毎日のように連絡をくれる。
心配してくれているのだろう。


流産したことは、
とてもショックで辛くて苦しい…


だけど
家族や友達やそしてヒロがいて良かったと改めて知ることができたんだ。
手術から5日後の
12月30日。

今日は
手術後の検査日。


普通検査は手術から一週間後にするはずなのだが明後日から正月ということもありこの日にしてもらったのだ。


ヒロと病院へ行った。

受付をして、
診察室に呼ばれ診察台に乗る。


冷たい器具を入れられるのは大分慣れてきた…。


診察台の横にあるモニターを見て、
もう赤ちゃんがいないことを実感する。


診察室に戻り、
医者の言葉を待った。




「異常はないですね。大丈夫です。」


とりあえず
胸を撫でおろす。


「しかし…」


「えっ??」


「もしかしたらこれからは赤ちゃんができにくいかもしれないですね…」


「………それって…」


「絶対できないわけじゃありません。ただ、できにくくはなってしまうかもしれませんね…」


「それって流産したからですか?!」


「できる方法はたくさんあります。大丈夫です。もっと詳しく検査したほうがいいと思います。明日病院に来てもらえますか?」


「わかりました……」




できにくいって??
もう赤ちゃん
できないの??

流産したら次から流産しやすくなるって聞いたことあるけどそれが原因??
会計をして医者の衝撃的な言葉を思い出しふらふらしながら帰ろうとした時、
一人の看護士に呼び止められた。



「これね、あなたのお母さんから預かったものなんだ。お母さんはどうしたらいいかわからなかったみたいでね、私が預かったの。どうしようかなぁと思って…本当は処分しなきゃならないんだけどどうしてもできなくて…」


差し出したのは
二枚の写真。


赤ちゃんの、
エコー写真。


「まだ生きていた時の写真だよ!」


そっと
写真を受け取った。


「…ください……」



二枚の赤ちゃんの写真。

白黒だけど、
形ははっきりしている。

写真の中には、
小さい文字で何か書かれていた。


【’00/12/09*17:08:18】


…きっと12月19日17時08分18秒に
この赤ちゃんの写真が撮られたんだ。



【’01/07/16】


…7月16日が
産まれる予定日だったのかな。



【7㎜】


…赤ちゃんの大きさが
7㎜だったのかな??



小さいね。

そんな小さい体で生きてくれてたんだね。



写真を握りしめて
ヒロのもとへ走った。


赤ちゃんが生きていた頃の写真を握りしめて…。

荒い息のままヒロに写真を手渡すと、
ヒロは写真をじっと見つめたまま受け取った。


「この写真…」


「うんっ………」


「…俺らの赤ちゃん?」


「そうだよ!!」


「ちっちぇーな。美嘉に似てちびっこじゃねぇ?きっとかわいかったんだろうな…」


ヒロは下を向き、
写真の上にポツリと涙を落とした。


「手袋はめさせてやりたかったな…」




本当はね、
もう赤ちゃん出来ないかもしれないって言われちゃった。

でも、
今は言わないほうがいいよね…。



「またいつか産まれる二人の赤ちゃんを、この子の分まで幸せにしてあげようね…!!」


ヒロは下を向いたまま、大きくうなずいた。





次の日。

12月31日、
今日は大晦日。


お昼にヒロと
待ち合わせをしている。

水子の供養に行くのだ。


病院へは行かない。


もう赤ちゃんが
出来ないかもしれない…


結果を聞くのが怖い。


「…かもしれない」ならまだ望みはあるから。


ちゃんとした結果を知りたくないから病院へは行かなかったし、
誰にも相談しなかった。


インターネットで水子供養をしてくれるお寺を調べ二人で行くことに決めた。
列車に乗って
予約した時間にお寺を訪れた。


お坊さんが優しく中に案内してくれて、
座布団に座りながら流産したことを伝える。


供養は終わり、
お坊さんは話し始めた。


「赤ちゃんは女の子だったみたいですね。亡くなった赤ちゃんのことは、ずっと忘れないであげて下さいね。それが赤ちゃんにとっては1番の供養なんですよ」


正座をしたまま
おそるおそる質問する。

「赤ちゃんは、天国に行けますか??」


お坊さんは
優しく笑って答えた。


「大丈夫ですよ。赤ちゃんはちゃんと天国に行きます。あなた達を怒ったりはしていません。またいつか、あなた達の所へ戻って来てくれますよ」

美嘉とヒロは涙目のまま顔を見合わせ、
お坊さんに何度もお礼を言ってお寺を出た。




帰り道…


「赤ちゃん、女の子だったんだなー」


寂しげに言うヒロ。


「うん……」


「場所決めて、毎年クリスマスにお参り行かねぇ?そしたら赤ちゃん喜んでくれるかもな…」


「それいいね!!でも、どこにする??」


「そうだな~俺らが出会った場所が学校だから、学校近くに公園あったよな。そこにしねぇ?」


「うんっ、いいよ!!」

コンビニで小さい花を買い学校近くの公園へと向かう。


「ここいいんじゃね?」


ヒロは公園のはじっこにある花壇を指さした。


「うん!!」


花壇に花を置き、
手を合わせる。




赤ちゃん…

産んであげられなくて
ごめんなさい。

小さい体で一生懸命生きてくれていたね。


また…

またいつか
会えるよね??

少しの間でも生きてくれてありがとう…。




「またいつか産まれて来いよー!」

空に向かって大声で
叫ぶヒロ。


「産まれて来てね!!」

美嘉もヒロのマネをして空に叫んだ。



「そしてこの公園で、パパとママと三人で遊ぼうなー!」


「遊ぼうねっ!!」



「マネっ子美嘉~!」


ヒロは美嘉の頭を
軽く叩いた。


「あっかんべ~♪」



「美嘉、また来年ここに来ような。」


「来年~?毎年だよ!!来年も再来年もずっとずっとずーっと二人で来るの!!」


「ははっ、そうだな!」


少しだけ、
大人になれたかもしれないね。


二人は、
隣に並んだまま新しい道を歩き始めた。


<第5章>「命」(終わり)

恋空を書いてったのですが、途中でエラーになり、消えてしまったので明日の朝早くか、夜くらいに書かせてもらいます!!                           <is sky(´0ノ`*)>



http://koizora.jp/ にいくと、恋空のこと(ドラマ版など)わかります!!いわゆる、オフィシャルサイトです!!興味のある方はいってみてください(^O^)

今日は朝お腹が痛くて、


起きるのにおさえないと、


動いたり、


立ったりできなくて、


しかも、


朝と夜は、


寒くなってきたから、


布団から出るのは、


トイレに行くとき以外(;^_^A


でも、


無理矢理、




                                  起きてやりましたヽ((◎д◎ ))ゝ




学校で・・・・



1.2時間目は、



和菓子体験で、


キクヤさんがきて、


和菓子の作り方を教えてもらい、


作ってみたんだけど・・・



その前に~   ∑(゚Д゚)



寒いです先生(#`ε´#)


どうしてかというと~


和菓子体験でエプロンをつけることになって、


「エプロン着るから中・・・半袖じゃないなら脱ぎなさい」


って先生に言われて、


脱いだんだけど・・・


家庭科室は、


異常に寒い部屋一位に入ってる部屋だから、


冬は絶対に入りたくないんだけど。


まぁ~今はその話は置いといて・・・。


和菓子はお土産に持って帰ることになって、


楽しみだったんだけど・・・


昼休み終わって掃除の時間に、


掃除の場所を見て絶句∑ヾ( ̄0 ̄;ノ


掃除場所が「家庭科室」


普通に書いてあってもっとビックリΣ(・ω・ノ)ノ!


行くときにまた・・・



ブルルッッ(((゜д゜;)))


仲良かったことケンカして気まずいなぁ~って思ってたら、


その子がなぜか友達と違う階段から昇ってきたΣ(゚д゚;)


で、


二人になっておとといのチャットでもケンカになったから、


そのことで怒ってきたから(◎`ε´◎ )


ずっと睨んで聞いて、


これなら早く家庭科室に行った方が楽だわぁ~(  ̄っ ̄)


てね・・・(b^-゜)


  


あっっΣ(=°ω°=;ノ)ノ


<お知らせ>


・恋空ストーリー第2章は今日から!!


・恋空映画版は冬休みに放送!!


・質問などはドシドシよこしてね(ノ´▽`)ノ


・気になることや、困ったこと、このブログでよかったら、それも大募集!!


・メッセージをいっぱいよこしてね(ノ´▽`)ノ


・もちろん!コメントでもいいよ(;^ω^A    (男女関係なくOK!!)


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あとでブログに恋空のストーリーを出します!