診断結果
本日、美らの再診察を受けてきました。
まず、先日行った血液検査の結果。
クームステスト
〈クームス試験検査結果〉
37℃ 陰性(-)
自然凝集能(-)
4℃ 陰性(-)
自然凝集能(-)
抗核抗体
〈抗核抗体検査結果〉
10倍(-)
100倍(-)
判定: 陰性
リウマチ因子
〈リウマチ因子検査結果〉
80倍 ヨウセイ(+)
先日ブログにつづったように、リウマチ因子は『陽性』です。
なぜ、この検査をしたかというと、美らの膝の脱臼が昨年から急に現れたことにあります。
美らの場合、レスキューした約2年前には、膝蓋骨の脱臼はそれほど顕著には現れていませんでした。
グレードで言えば2くらい。
もちろん日常の中では外れることもありませんでした。
レスキューしたときは、右前足が骨折したままでしたから、右前足をあげたままの3本足で歩いたり、走ったりしていましたが、後ろ足はちょっと開き具合が広い(180度くらい後ろ足が開ききって階段を上ったりしている)くらいで、それでみていただいたグレードが2、2-3?というような数字でした。
右前足が治り、元気に4本足で走り回れるようになり、1年くらいたった昨年の春ごろ、散歩のときに左後ろ足が外れて変な歩き方をするようになりました。
GWごろには、それは確実なものとなり、かかりつけ医に看ていただきましたが、サプリメントで様子を見ましょうとのこと。
その頃は、外れても、自分の力で元に戻せる状態でした。
芝生の上を走っても平気でした。
でも、夏頃には、次第に膝が外れたときに私たち人間の手で治してあげないと、元の状態に戻りにくくなり、
また、その外れ方も、軽く外れているときと、しっかりと膝のお皿が横に入ってしまって外れきっているときと、2通りでした。
サプリメントで様子を見て約半年の10月、相変わらず、状態は良くなりませんでした。
それどころか、右足もまた股関節の辺りも外れるような感じで、前足だけで後ろ足はただ支えているだけ・・という状態になることもあり、その状態は、見ていても痛々しく、レーザー治療や関節注射の治療を先生にお聞きし、
レントゲンを撮って注射の治療をを始めました。
週に2回、計8回の注射。筋肉注射なのでとても痛いということでした。
途中、その恐怖から嘔吐に血が混ざったりしたこともありましたが、なんとか8回乗り切り、これで良くなってくれれば・・・と祈っていました。
でも、あきらかに変った!と言い切れるほど、変化はありませんでした。
注射の効果は、その個体によるので、とても効く子は、注射だけですっかり歩き方が変ってくるということでした。
でも、美らはあまり変りません。家中にカーペットを敷き詰めフローリングでなくなったので、確かに前より膝は外れにくくなったように思いますが、
それは、注射によるのか、単にカーペットによるのか、わかりませんでした。
美らは、当時まだ2歳・・・犬生はまだ長いです。
そして走り回ることも大好きな活発な元気いっぱいの子。
なんとか美らにまた芝生の上を思いっきり走り回れるようになって欲しい・・・。
そんな思いで、整形に強い先生に診ていただくことしました。
美らが、骨折したままレスキューされたとき、お世話になった病院です。
そこで、今までの経緯をお話し、レントゲンを撮りました。
ちょっとわかりにくいですが、左足のお膝のお皿は外側にいってしまっています。
そして、ここでは関節液等は溜まってもいず、また腫れもなかったのですが、やはり前には外れていなかったものが昨年から外れるようになったため、リウマチの可能性があると説明を受けたのです。
リウマチになると、急に関節が緩みだし、それによって膝が外れるようになるそうです。
リウマチは、関節のあるところすべてに起こる可能性があり、手首も肩も、発症はおこります。
そして、リウマチを発症していることに気がつかずに関節に手を加えたり、骨を削ったりという通常膝蓋骨脱臼で行うような手術をしてしまうと、
関節はより状態が悪くなり、また外れてしまうことや、お膝に水が溜まったり・・・ということで、治りが悪くなるというどころか、余計に状態が悪くなってしまうそうなのだそうです。
(すみません、もしかしたら私の見解が間違っている部分はあるかもしれませんが、先生からのお話ではこういった内容であると私は理解しています)
つまりは、リウマチであれば、手術はできず、ステロイドによるリウマチの治療をしなくてはならなくなります。
上記のレントゲンを撮ったのが1月28日でした。
そして、その後、血液検査の結果をお電話でお聞きし、今日、改めて骨が溶け出していないか、変形はないか、関節液はたまっていないか・・・ということを見るためにレントゲンを撮りました。
そして、1月末のレントゲンで小さな黒い点も骨に見られたので、関節液も調べることにしました。
今日のレントゲンは写真にはおさめてきませんでしたが、先日の28日のものとほとんど同じ状態でした。
そして、両日の写真には左足のお膝辺りの骨にはやはり3つの小さな黒い点が見られました。
本来、白く写る骨ですから、黒いということはそこの骨は何かしらある・・・ということになります。
それは溶け出して小さく穴が開いているのかもしれませんし、骨がもろくなっているのかもしれません。
昨年、11月頭にかかりつけ医で撮ったレントゲン写真では見られない黒い点でした。
もちろん、撮影状況が違うので、なんともいえませんが、右足にはない黒い点でした。
関節液は、にごっているとリウマチの可能性が高まるのですが、一応、問題はないとのことでした。
しかしながら、リウマチ因子は陽性ですから、リウマチの可能性はゼロではありません。
それらを理解したうえで、それでも、今の状態ではまともに歩いたりも出来ず、更には右後ろ足も内方脱臼があるため、それを悪化させてしまうおそれもあり、来月に手術の予定をいれることにしました。
ただし、手術の予定は入れたものの、それまでに痛がったりしたらすぐに診せなくてはなりませんし、手術当日も再度レントゲンを撮り、今日のレントゲンと比べて、骨の変化がないかを確認してからとなりました。
手術は、骨を削るか、関節を内側に引っ張るだけか、場合によっては金具を入れるか。。。それは開けてみて、骨の溝を見てから決めるということでした。
これからリウマチになる可能性のある美らにとって、骨を削ることは、やはりリスクはあるようです。
かといって、関節を内側に引っ張るだけでは、確実に脱臼を治せるかは難しいところもあるようです。
それはあまり内側に引っ張りすぎると、今度はお膝が内側に外れてしまうからだそうです。
今も右足は内側に脱臼していますし、もともと、ポメなどの小型犬は内側に脱臼する内方脱臼が多いので、外方脱臼の場合はそのあたりが難しいところのようです。
(内方脱臼の場合は、外側に関節をもってくるだけで、今度は外側に外れてしまうということは少ないようなので、関節の位置を変えてあげるだけの手術が多いそうです)
今現在、美らは元気に飛び回っていますので、リウマチを発症しているとは思い難いですが、万が一のことを考え、検査をしてくださり、そのことによって少なくともリウマチ因子があったことで、この先『リウマチ』となる可能性があるということがわかっただけでも、先生には感謝の思いです。
そして、手術当日ギリギリまで、デメリットのある手術にならないようにと、調べてくださって手術を考えてくださることにも本当に感謝です。
あと1ヶ月と1週間ほどで手術の予定。
それまでの間、お散歩はちょっと禁止。。。行くとしたら、近くをゆっくりと・・・ね。
それから、家ではお膝がきちんと入った状態で足を曲げられるように、膝曲げを私たちが抱っこしながらしてあげて、癖をつけるようにしていきます。
美らは、かかりつけ医からお薬はいただいています。
プレビコックス(フィロコキシブ) 6mg/㎏/1回
ノイロビタミン(ビタミンB群) 0.4錠/1回
ATP(アデノシンシリン酸ナトリウム) 0.4錠/1回
これらは、一応、手術まで続ける予定。
プレビコックスは長期使用では胃腸に負担がかかるとのことで要相談。
(プレビコックスは、注射を打っているときに消炎剤としてステロイドのプレドニゾロンを使っていたときに、美らが血の混ざった胃液を嘔吐したので、一応、薬の副作用の可能性もあるのかもということで、非ステロイドのプレビコックスに変えていただいた。まだ、新しい消炎剤)
今日は、移動だけでも車で片道一時間以上、病院には受け付け時間前についていたけれど、すでに並んでいて、向こうでの診察時間が終わったのは着いてから3時間後、そこからまた1時間かけて苦手な車で帰ってきて、ぐったり~の美ら。
でも、夜にはご飯もパクパク食べて、琉那ちゃんとも運動会状態で遊んでニコニコしていました。
お膝の曲げ伸ばしの練習、がんばろうね。
無事に手術が出来ますように・・・そして、元気にまた走り回れますように・・・。
こちらのブログには、『美らの闘病記』として、私が記録としてつけていることもあるので、すこし細かいところまで書いてあります。
でも、多くのワンちゃんたちの膝蓋骨脱臼や股関節脱臼などに悩む飼い主さんに、こういったことも原因として考えられるのかもしれないということを、お伝えできればと思っています。
もしかしたら、手術をしたけれど、その後の状態が良くないという場合は、リウマチの可能性も考えて相談されてみるのもいいのかもしれないですね。
美らの日常の様子や、我が家の日常のブログは、『クリンちゃん&美ら日記&預かり日記』
につづっています。




