男と女が逆って

「転校生」でも「君の名は」でもありませんよ


女主体の世界だったら


ってこと はい



みました Barbie

なんで ライアン・ゴズリングが

これに出たのか

見るまでは正直ショックでした

わたしゃ ライアンファンですから

ブルーバレンタインでファンになりましたから

ですが見てわかりました

ライアンしかこの役できません


そもそも Barbieの世界を知らない私は

ケンがどういう設定なのか

知らなかったのですから



ライアンはケンの役なんですが
Barbieの脇役でしかありません
呼ばれた時に ニコニコの笑顔で
Barbieの隣にいる ってだけ
中身は求められていません
求めていません 
トロフィーワイフの男版です
 
そんな環境に
次第にケンは虚無に悩みます

また 毎日繰り返される
キラキラな生活に ある朝ふと

ツカレル

と我にかえるBarbie
キラキラしかない世界も虚無

Barbieを生産する会社のトップは
男性ばかり

男の理想を具現化したBarbieを
箱に入れて売ろうとするおじさんばかりなわけです

前に販売された妊婦のBarbieは廃盤になるし
女の幸せは妊娠ではありませんが
何か違和感を感じます私は
妊娠 廃盤

そう 男の理想が
Barbie人形なわけで
それをつかって 遊ばされているわけです
世の女の子たちは




そして ケンは
男性優位の社会があることに気づき
Barbieたちの土地を乗っ取ろうとしたり
男は徹底的に こんな感じで描かれています
空っぽの見栄っ張りで
短絡的で好戦的で連む
クソダサい


後半 Barbieの元持ち主の女性の
スピーチがありますが
これが 圧巻です

太ってもダメ 痩せすぎもだめ
強いていうなら健康的
といいつつほんとはスリムを求められ

子育ては楽しめ だけど子供自慢はダメ

美しくあれ でもやりすぎはダメ
老けるな

男社会でものを言えば
批判だと言われ

などなどなど

男性陣からしたら 耳の痛いことばかり

女性は こんなにも
求められつつ はみ出ることを禁止され
子育てと家事をやるのが当たり前とされて
存在しているのかと
力強いスピーチが続きます

後半 ケンたちと仲直りしたBarbieは

いっつも ガールズパーティーばかりでごめんね
と ケンに謝りますが
これは いつも仕事ばかりためごめんね
で すませる男性のステレオタイプの表現かと

そして 何も無くなった男を演じる
ちょっと哀愁漂う役はライアンがぴったり
女性のちょっと後ろに立つ
でしゃばらない男の役は彼しかできません

そして びっくりなラスト

まだ 私はそのラストが
咀嚼中ではありますが
なかなかの 脚本だと思います

よろしかったら是非!