作成者の視点で見る。
各設問で、作成者は子どもに何をさせたいのか。
その視点を持つと、解きやすくなることもある。
四角の中の、右が文章です。
そして、左が設問です。
イラスト、見にくいかもしれませんね。
また、最初の方に並ぶことの多い、空欄補充、言葉の意味などの問題は除いています。
読解問題のみの説明です。
文章は、今のところ一時的に貼り合わせたもので、意味はありません。
① 最初の場面で、登場人物が抱えている問題点を確認するような設問を作る。
上のイラストでは、赤部分から解答の手がかりが見つかるような問題。
問一に対して、傍線①を設ける。
② 場面が展開したところに、問二。場面の展開の読み取りができているかどうかを、確認。
上のイラストでは、青部分から解答の手がかりが見るかるような問題。
問二に対して、傍線②を設ける。
③ さらに、次の場面。その場面の関連問題を作成する。問三。
上のイラストでは、緑部分を解答の手がかりとするような問題。
問三に対して、傍線③を設ける。
④ ある程度まで物語が進んだ部分。複数の場面の情報を利用した問題。
上のイラストでは、赤枠を解答の手がかりとするような問題。
問四に対して、設問の中に、文を作り、かなり前まで戻らせて、書き抜きをさせる設問などを設ける。
⑤ このあたりに、中心となるできごと(心情を大きく変えるようなきっかけ)があり、それ関連の設問。
上のイラストでは、むらさき部分を解答の手がかりとするような問題
問五に対して、傍線⑤を設ける。
⑥ 最後に、物語全体に関連した、記述。あるいは、内容真偽の長い選択式問題。
上のイラストでは、赤枠を解答の手がかりとするような問題
問六に対して、必要に応じて、傍線を設けたり、設けなかったり。
上記は、基本の一例。
だが、基本は、だいたい似たような形。
当たり前のことになるが、「傍線①、傍線④ 傍線② 傍線③」などと並べてくる問題は(基本)ない。
作成者の皆さん、順番通りにていねいに並べてきます。
そして、実は解答の手がかりの部分も、順番に並ぶことも。
(読解問題の難度によっても、異なります。この話も後日)
ただし、このパターンにあまりあてはまらない学校(入試問題)もあります。
注意は必要です。
また、意識的に、このようなパターンを外してくる学校(入試問題)もあります。
上記の例でいえば、問六のような問題を、問一に置く、など。
すると、受験生の間に、おもしろい混乱が起こる。
それは、作成者がわかって仕かけているんです。
今日は、ここまで。
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