悲しい話題が続いたので、
今回は有名な?ムカデさん達の小話をアレンジしてお届けします。
前回のブログ記事でお分かりの通り、
僕の実家の裏には、山があり、ムカデさんや沢山の生き物達が住んでいます。
ある日の夕方のことです。
僕が裏山を散歩していると、会話が聞こえてきました。
僕は立ち止まって、その会話に耳を澄ませました。
どうやら、ムカデさんと、ノミさんと、ナメクジさんが、
ムカデさんの家で何か相談をしているようです。
ムカデさん「たまにはコンパしようよ!」
ノミさん「コンパってこの3匹でか?」
ムカデさん「まあ、女っけないけど、俺たちもてないから、しょうがないだろ。」
ノミさん「わかったよ!じゃあ、やろうぜ!ナメクジは酒飲めんのかよ!?」
ナメクジさん「大丈夫・・・でも、塩っ辛いつまみは無しにして下さい・・・」
ムカデさん「よし決まった!じゃあ、今から酒とつまみの買出しに行こうよ!」
ナメクジさん「あのー・・・3匹一緒に歩くとみっともないと思うけど・・・」
ムカデさん「うーん・・・それもそうかな・・・。じゃあ、どうする?」
3匹は顔を見合わせました。
ノミさん「はーい!じゃあ、俺に任せとけって!俺はピョンピョンと足が速いからな!」
ノミさんはピョンピョンと跳ねて、あっという間に姿が見えなくなりました。
ものの5分でしょうか、あっという間にノミさんが帰ってきました。
ムカデさん「はっやー!早すぎ。」
ナメクジさん「・・・で、どんなもの買ってきたの・・・?」
ノミさんは、お酒と甘いおつまみを沢山背負っていました。
ですが、よく見ると、お酒のビンの栓が抜けてるではありませんか。
ムカデさん「おいっ!お前がピョンピョン跳ねたもんだから、お酒が全部こぼれているぞ!」
ノミさん「あっちゃー!やっちまったか!」
ムカデさん「お酒がないとコンパにならないなあ・・・」
ナメクジさん「あのー・・・それじゃあ、僕が行ってきます・・・」
ムカデさん「そうだな。ナメクジさんなら、安定しているから、お酒がこぼれないしな。じゃあ、お願い。」
ナメクジさんが部屋のふすまに向かって這いだし始めました。
・・・・・・・
約1時間がたち、ナメクジさんがやっとふすまにたどり着きました。
それを見ていたノミさんは、ついに切れてしましました。
ノミさん「やい!ナメクジ野郎!もっと早く歩けんのか!のろま野郎!」
ムカデさん「まあまあまあ、ナメクジさんに頼んだのがいけなかったよ。」
ノミさん「まったくだ!これじゃあ1日かかっちまう!」
ムカデさん「それじゃあ、俺が行ってくることにしよう。」
ナメクジさん「ごめん・・・そうだね・・・ムカデさんなら、安定しているし、足も遅くないし・・・」
ノミさん「最初から、ムカデが行けばよかったんだよ!」
ムカデさんが、玄関に向かって歩き出しました。
意外と足が速いのを見て、ノミさんはほっとしました。
15分・・・
30分・・・
1時間・・・
気の短いノミさんが、イライラしだしました。
3時間・・・
ノミさん「もう我慢できねえー!何も言えねー!ムカデの野郎ふざけやがって!」
ナメクジさん「・・・もしかすると・・・車に轢かれたのかも・・・」
ナメクジさん「ノミさん、見てきてください・・・」
ノミさんはそれを聞くやいなや、ピョーンと部屋のふすままで跳ねて、
ふすまを思いっきり開きました。
・・・・・
ムカデさんが、一生懸命、靴を履いている最中でした。。
PS.ムカデは漢字で「百足」と書き、俗に足が100本あると言われています。