現実では着々と新築工事を進めていただいているというのに、このブログ内の家づくり記録は遅々として進みません。ようやく間取り家族会議その2を書きます。

②和室(畳)を入れるか

畳に布団で眠りたいという夫と、布団の上げ下ろしを考えずに暮らしたい妻(私)。ここでもまた、意見は真っ二つです。和室や畳に関しては、子供たちの希望は特にない様子。

そうなるとシンプルに、夫婦の寝床を布団にするかベッドにするかを決めるしかないのですが、大人げない私は、夫の気持ちを汲んで布団にしようと切り替えることが出来ずにいました。(部屋数など諸々の理由から、寝室を分けるという選択肢はなし)

布団だと押入れ的な収納スペースが要るし、埃が舞うし、とにかく上げ下ろしが面倒だし…。

他のことでもそうなのですが、私がこんな調子でぶつぶつ言っていると、大抵は夫が譲歩してくれます。その度に自らの至らなさを再認識して、やっぱり考え直したりそれでもその言葉に甘えてしまったりは時によるのですが、今回はさすがの私も悩みました。なにせ、お互いに終の住処になりうる新居の寝室のことです。

この件に関して、いい着地点はないものかともう少ししっかり話をしてみました。夫が畳と布団を望む理由は何か。よくよく聞いてみれば、床から高さのあるところに寝るのが不慣れで落ち着かないから、ということらしいのです。畳と布団が好きというよりは、寝る場所の高さの問題とのこと。

それならば、ローベッド採用で解決できるのでは？

この提案で夫もそれならばと言ってくれて、寝室は洋室とローベッドに落ち着きました。双方納得(多分)の結論です。でも、結局和室はなくなったわけですから、やっぱり私の要望を押し通してるような申し訳なさが残ります。

部屋数に限りがあるので、単独で和室を作るのは難しい。でも、せめて畳だけでもどこかに取り入れられないか。そこで、リビングに小上がりスペースを作ることにしました。リビングもさして広くはないのですが、小上がりを作ることでそこを書斎として使うこともできる、小上がり下に収納も取れるなど、考えてみれば、畳以外にも我が家にとってのメリットはありそうです。

子供たちも小上がりスペースは大歓迎のようで(一段上がっているのが楽しいのかな？)、最終的には家族の総意で畳を取り入れることができました。

ちなみに、夫は冗談半分ながら「たまには小上がりで寝てもいいくらい」なんて言っています。畳なくさなくてよかった！

ちょっと前に、作業中の新居の中を見せていただいた際の一枚。息子の部屋の窓なのですが、妙な配置になっているのも、これまたベッド絡みの訳ありなのです。

間取りの行方 ②畳が欲しい