世界選手権三度目の挑戦記③ | ブラジリアン柔術で世界チャンピオンを本気で目指すアラフォー男のブログ

ブラジリアン柔術で世界チャンピオンを本気で目指すアラフォー男のブログ

30歳を過ぎて出会ったブラジリアン柔術
30歳以上の世界選手権・ワールドマスターで優勝するために
40歳前にしてサラリーマンを辞め、ブラジリアン柔術にとことん打ち込む男のブログです。
想いを言葉に。言葉をカタチに。

​運命の一日



​9月2日金曜日
大会二日目

ついにこの日が来た





ラスベガスに着いて
3日

時差ボケもないし
精神面はかなり良い感じ





体重が増えすぎないように
気を使いながら

日本から持ってきた
魚肉ソーセージ・ドライフルーツ
あんこなどを食べる




身体を目覚めさせるために
ルーティンであるプールへ

この時間が
なんとも言えない

至福の時




2時間たっぷり
大好きなプールを味わったら

シャワーを浴びて
身支度




試合前に
自分が緊張をしすぎていないか

確認するための
これまたひとつのルーティンがある

それは鏡で自分の姿を見ながら
歯を磨く事





緊張をして
知らず知らずに力が入りすぎていると

歯茎が出血してしまう

それを確認するために
毎回、試合前は歯磨きをする




よし!
今日は大丈夫だ!!




ここでひとつ
心がザワつく出来事があった





胸に入ってる
タトゥーを隠すために

ここ数年は
試合のたびにタトゥー隠しのシールを
貼って

試合に挑んでいる




それが気候のせいか
全く身体に張りついてくれない




4枚持ってきていたけど
全てが台無しになってしまった




誰が配信で観ているか
分からないから

できるだけ
隠したかったけど仕方ない

少し心に引っかかるものが
あるが
もう行くしかない




試合は15時頃の予定




13時過ぎに会場入り




試合前の待ち時間が
嫌なので

できるだけ
ギリギリに着きたい派




会場に着いたら
アリアンシハワイの仲間たちと

あいさつも早々に着替えて
ひとりウォーミングアップスペースへ




息をあげ
試合の30分前




ハワイのチームメイト
ジョンがずっとそばにいて
声をかけ続けてくれた




スマホを渡し
動画を撮ってくれるよう頼んだ





「Yoshi、呼び出しが来てるぞ」

掲示板の前に
オレの名前が表示されたことも
ジョンが教えてくれた





コイツは本当に
ナイスガイ




ハワイに来始めた
初期の頃から
ずっと良くしてくれている




道衣チェック
軽量を済ませマットサイドへ




直前のアップを
ほんの少しだけやり

いよいよ試合だ




セコンドはアリアンシハワイの
Rexie先生




その後ろには
すごい人数のハワイの仲間たちが




コンバッチ!!
(試合開始の合図)





試合開始
積極的に自分から相手を掴みにいく

それを相手が嫌がり
掴んでは切り、掴んでは切る




日本人と違って
こっちの人間は
グリップすら作らせてくれない




開始30秒

相手のファーストアタックで
転ばされてしまった




出足払い
柔道技

腰が高かった




2ポイント先取され
3年前の嫌な記憶が蘇る




ハーフガード下で
相手を捕まえ脇を刺す





得意なパターンだ





選択肢がいくつかあり
自然とクローズドガードに戻した

渡米前
ここ二ヶ月ほど

自分のチームで
練習生たちに教えていたことが

ここで自然と出た
(出てしまった?)




クローズドで二分経過
残り三分




Rexie先生の声も
しっかり聞こえているし

時計を見る余裕も
まだある




さらに1分経過
残り二分




相手がアタックをやめ
ガッチリ固めてきた




勝ち逃げに徹してきた




ヤバいっ
かなり得意なクローズドでも

相手かここまで
逃げに徹してしまうと

かなりキツい




残り90秒




焦りが大きくなってきた





相手に硬直のペナルティ
ルーチが入る

それでも相手は
勝ちに徹してる





試合終了





終わった





負けた




やってしまった



2019年と全く同じ




2ポイントを先取され
固められて逃げられてしまう




唖然としすぎて
涙も出ない




マットから降り
チームメイトのところへ




「すごいバトルだった」
「相手は逃げてるだけだった」

「勝者はYoshiだ」




そんな言葉をたくさん
かけられたけど

こんなの慰めであって
アメリカ人独特の

大袈裟な言い回し




はっきり言って
完敗だった




時間が経つにつれ
悔しさが増す




一人にさせてもらった




なんとも言い表せない
気持ち




この時の気持ちは
また別途ブログに書こうと思う





夜になり
みんなで集合写真を撮るぞと
声をかけてもらった




実際はもっともっと
メンバーがいた





一番熱く
情熱的にサポートしてくれた
ジョン


ありがとう




ハワイにいる時
一番練習・スパーリングをした
ヒナノ


一年ほど前から
ノースカロライナに引っ越してしまったから

もうほとんど
会うことはできないと思うと

すごく寂しい





そのノースカロライナ
ルーカス・レプリ道場のフレッド先生


3年前に二ヶ月だけ
お世話になっただけなのに

オレの事を覚えていてくれた


「試合はどうだった?
負けたのか?
またノースカロライナに来なさい」

そんなありがたい言葉を
かけてくれた




またまた別途
ブログに書くけど

ブラジリアン柔術を通して
本当に世界中に仲間ができ

たくさん助けてもらった




感謝しかない




ディナーに行こうと
ハワイの仲間たちから誘われたけど

どうやらドレスコードのある
お高い店に行くようだったので

残念ながら
お断りさせてもらった




とりあえず会場で
毎年恒例のアサイーボウルを食べる


旨い
美味すぎる




気持ちは複雑




ひとりホテルでお酒を飲んで
早く寝た



一ヶ月ぶりの
バドワイザーは美味かった



ずっと控えていた
ジャンクフードもたくさん食べる





9月3日土曜日
大会三日目・最終日




日本出国直前に

元世界チャンピオンの
マイケル・ランギの無料セミナーが
あると公表され

これは絶対参加しようと
出国前から決めていた



得られるものは何でも
得て帰ってやる



すごく良いセミナーだった




そしてメチャクチャ
ナイスガイ!!




強い人は優しい




大会最終日の3日の深夜

格安航空券の都合で
仲間たちより先にラスベガスを経つ




ハワイで会おう

また一緒に練習しようぜ



しばしの別れを告げ
ハワイへ




ラスベガスでの様子
ハワイでの様子を

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