ウナギのこと(治療院通信より) | つよし院長のひとり上手

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実はこの土用鰻の由来は、江戸時代に遡ります。平賀源内が鰻屋に夏に鰻を売る方法を相談されたことから、夏の土用丑の日に、精のつく鰻を食べるときびしい夏の暑さを乗り切れるという売り文句を教えて大繁盛したことに始まっているそうです。

このような理由から東洋医学的な根拠を探し出すと、まずは味覚の問題です。五行では土用に配当されている味覚が甘み。昔の甘みはあぶらの乗った甘みですのでちょうど鰻の蒲焼はうってつけの食材と思われます。

さらにこじつけると、鰻の色の黒です。五行では夏の色が赤です。この赤を沈める色が黒。水剋火という相克関係(やっつけるものとやっつけられるものの関係)が成り立ち、暑さを水が冷やして乗り切るという意味合いが感じられます。

この土用鰻は、東洋思想をうまく商売に利用したという点で、日本人の歴史的遺産という価値も感じられます。

ともあれ、暑さ対策として栄養価の高い食品をとって、夏ばてを防ごうという、今も昔も変わらない発想は大切かと思います。ただ、現代人は栄養過多の傾向もあり、良い物だからといって一度にたくさん買い込んで食べまくる風潮はどうにかならないものでしょうかね。肥満という問題もありますから。