経絡治療では、五行を駆使して治療します。
五行とは、万物五分論とでもいいましょうか。
万物を木火土金水の五つに分類して整理し、その五つの要素から世の中のことを説明する考え方です。
これが意外と世の中の文化に浸透してまして。
わかりやすいのは、方位と色を運用した相撲の土俵。
東、南、中央、西、北に各々
青、赤、黄、白、黒を配置しています。
ポイントは中央の黄色が土俵であるところ。
これと同じように配置したのが平安京でみられる、門の名前。
風水も基本はこれ!
で、少し前にベイブレードってコマのアニメがありましたが見事に五行が反映されています。
経絡治療では、肝心脾肺腎の五臓に対して、いろんな五行の要素を足したり引いたりしてバランスをとりながら調整します。
一番、一般的なのは、五行穴を使う方法です。
理論的に各々の経絡には、各々に木火土金水の性質を持った経穴があり、これに気を足したり引いたりして調整します。
例えば、熱があるから、水の性質を持った経穴を補うとか、火の性質を持った経穴から気を抜くといったやり方になります。
以上の説明からわかるとおり、考え方が現代医療とは全く違います。
だから、現代医療しか知らない人に説明するのは、大変、骨が折れます。
今は現代医療の考え方が一般的です。
痛い場所があるとそこだけで治療できると思って来院する方もいらっしゃるようですが、前の説明からもわかるとおり本人が関係ないと思っている場所へも治療を行います。
また、腰痛や肩こりくらいしか対象にしないと思っている方が殆んどですが、鍼灸治療の対象にならないものはありません。
ただし、治るかどうかは保証出来ません。
そのかわり、楽には出来るかと存じます。
治ると楽になるは、違いますからね。
何だか長い文章になりましたから、今日はこのあたりで。