近ごろ、ヤングケアラーなる言葉を
よく耳にする。
主に10代にして親の介護に奔走する
若者たちを指していうのかな。
「介護」という言葉は、
筆者が10代の頃は聞かなかった気がする。
しかし、いつの間にかすっかり
世間に定着した。
母を亡くしてもうじき3年。
いまは、だいぶ衰えてきた父のケアを
している。
認知症は、まだなんとか大丈夫という感じ。
しかし、特に足腰が弱い。
転んだり、腰砕けのようになって
立ち上がれなくなることが出てきた。
そんな父は、脊椎の手術でしばらく
入院していたが、今日無事に退院。
退院後しばらくはやはり心配だ。
訪問介護も頼んでみた。
仕事で一日不在にする平日は
父のことを仕事中も気にしているから、
これで少し気が楽になれる、
かもしれない。
介護を必要とする親が家にいない間、
今度は介護するこちらも
気が抜けてどっと疲れが出た。
無気力で、ふにゃふにゃな感じ。
気分もどんより後ろ向きになる。
親のいる間は、良くも悪くも気を張って
どこか頑張っているのだと今回気づいた。
介護の落とし穴かもしれない。
「介護うつ」という言葉もあるが、
わからなくもない。
介護はまだという方も真っ只中という方も、
ふと介護から離れた時間に注意してほしい。
ほんと、そう思う。
今日からまた、本格的なものではないが
介護生活に戻る。
父が家に帰ってきて、話が出来る相手が
いてくれるのはありがたい。
でも同時に、またささやかなスイッチが
入ったのも事実。
セルフケア、というと曖昧だが
そうしたことも忘れずに行いたい。
親が崩れ、自分も崩れる共倒れも
誰にでも起こりうるなと。
何はともあれ。
父は病院食にうんざりしただろうと、
夕飯は寿司を食べた。
格別おいしく感じられた。
これも、立派なセルフケアだと思った。