前回のこのお話…の続きだよ
わたしたちはお互いに平日の仕事を持っていて
お互いに存在を認識はしていて
わたしはpicoのことを
この人…ちょっと変わってておもしろそうな人だな~って思ってた
わたしたちがpicoとpinoになる前
一番さいしょにプライベートで会ったのは
当日わたしが苦労していた分野の勉強を教えてもらうためだった
「しまさん、それ本気でやるつもりある」
たしかそんな誘われ方だったかな
必死だったわたしは
「えそれって教えてくれるってこと」
picoは(無言で)うなづく×2
向かったpicoの家は
お客さんを迎え入れるつもり120%ないでしょ!
っていうくらい散らかっていて
地べたにノートを広げて勉強
30分くらいして程なく
「しまさんの家の方がいいなぁ」
ってpicoが言い出して
えー!
それなら最初からウチにすればよかったじゃん!
てか、おうちがこんな状態なのに
よく「ウチでやろう」って言ったよね!笑
ってゲラゲラ笑いながらわたしの家に移動して勉強のつづき
picoの頭の中は家の状態とは裏腹にほんとうに素晴らしく整理されていて
話を聞いているだけで
この1日だけでわたしの理解力が格段に上がったことにひとり感動した
必死でノートをまとめるわたしを横目に
pico「付箋かして」
はいどーぞ!って渡すと
ウチににあった雑誌やら本やらをパラパラめくっては
どんどん付箋を貼っていき
何してるの?って覗くと
「行ってみたいとこ、やってみたいこと~」
っていう返事
その中のひとつ
「わたしもここ!行ってみたいって思ってるとこ」
っていうと
picoは
「じゃいつ行く
《今度行こう!》って言った時の《今度》があった試しがないから
行こうと思ったときに決めるよ」
って言った
この言葉に「たしかに!!」と思ったけど
それ以上に
それ、ちゃんと口に出しちゃうんやってか口に出していいんや
って思ったら、その純粋な素直さがおかしくてまたゲラゲラ笑ってしまい
このときのわたしは「しまさん」だったけど
この日に決めた「ここ行こう!」の約束の日がくる前に
その「思ったことを素直に表現してくれる」居心地の良さと
「わたしも思ったことを素直に出してみようかな」と挑戦させてくれる居心地の良さが
なんだかおもしろくておかしくて
スキマ時間ができれば
いつでも一緒にいるようになった
一緒にいないときも
話すようにメッセージのやりとりをするようになった
そんな中で
この記事で書いた
「今日からしまさんはpinoねそして今日からpicoって呼んでね」
っていう日がほどなくして突然やってきた
あまりの突然の申し入れに
ゲラゲラ笑ってしまったけど
「わ、、わかった 」
って返事をすると
すぐさま
「じゃぁどんな漢字にしようかな~」って
その名前に当てるステキな漢字を調べ始めていて
それがまた面白くて、爆笑
まさに、くだらないことを真剣にふざけて遊ぶ天才で
わたしもだんだんその遊びの心地よさがたまらなく楽しくなった
そして
わたしたちの冒険は
「ここに行こう!」の約束の日が来るずっと前に
お互いの休日では追いつかなくなった
つづく